ハエトリグモを殺さないで!赤ちゃんゴキブリを食べる益虫だから!

ナナ、Σ(゚口゚;)なにぃ!?

あまりの衝撃にビックリする女性

あまりの衝撃にビックリする女性

ナンダッテー!?

なビックリ仰天な出来事が発生しましたー!!!

いや、まぁ考えてみれば当たり前か、ってな内容なんですがね、ちょっとだけ私の話を聞いてくださいよ奥さん。

あのですね、先日、(ワモン)ゴキブリの卵からゴキブリの赤ちゃんが誕生したことを紹介しました。

高級プリンの容器だった透明なガラス瓶に閉じ込められて約1ヶ月半が経過・・・。

ようやくこの世に姿を現したワモンゴキブリの妖精、いや赤ちゃんたち。

卵から孵ったはいいけれど、その赤ちゃんたちをどうするべきか考えました。

机に突っ伏して、頭を抱えて、どうしようか迷い悩み苦しんでいた時のことでした。

何やら目の前を通り過ぎて行く黒い物体が・・・。

∑(゚Д゚ん!?

ハエトリグモだ!

シュバババッ((((ノ゚⊿゚)ノ!

ハエトリグモをゴキブリ赤ちゃんと対面させてみた

空中から糸で吊り降りるクモ

空中から糸で吊り降りるクモ

目の前にクモ!

という状況に私の身体が咄嗟に反応して

シュバババッ!

と手を振りかざして捕まえていました・・・。

クモからしてみれば普段通りの行動で、ふんふんふーん!という感じで歩いていたように思います。

まさかこんな人間の前をスキップするかのように歩くなんて・・・。

突然、

突然の真っ暗闇にキョトンとする様子

突然の真っ暗闇にキョトンとする様子

っと真っ暗闇になり、周囲が柔らかく生暖かい世界に包まれたら、そりゃ私だっておったまげてひっくり返りますよ(笑)。

で、しばらくすると明るくなったんですが、どうも様子がオカシイ・・・。

・・・。しだいに明るさにも目が慣れてきて、ボンヤリと周囲を伺うと・・・。

Σ( ̄□ ̄;)え!?

ハエトリグモを捕獲した様子

ハエトリグモを捕獲した様子

「なんじゃこりゃー!!!」

「オイラ、ガラス瓶の中に閉じ込められてるー!」

捕獲したハエトリグモ

捕獲したハエトリグモ

そうです、無意識に捕まえたハエトリグモを、これまた同じガラス瓶に捕まえてしまったのです・・・。

ちなみにこのハエトリグモ、ウィキペディア先生で調べてみると名前をアダンソンハエトリというそうな。カッコイイ名前にポッ(*/∇\*)。

Wikipediaより|アダンソンハエトリ
アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni )は、ハエトリグモの1種。日本では家屋に普通に見られるものの一つで、世界的にも広く分布する。日本中部以南では、チャスジハエトリと共に家屋内でごく普通に見られるハエトリグモである。徘徊性で歩き回って餌を採る。日本では家屋内に多く、特に明るい窓辺に多く、また雄の方がよく見かける。
引用参考元ページ:https://goo.gl/9nHZIf

※ウィキペディアの項目に、「アダンソンハエトリ蜘蛛はワモンゴキブリの赤ちゃんを食べる」という内容も追加して欲しいですね。

で、疑問がひとつ頭に浮かんできました。

『ん?ハエトリグモって自分よりも身体が小さければゴキブリの赤ちゃんでも食べるのだろうか・・・。そりゃまぁ食べるだろうが、実際にこの目で見たことはないし、それならば試してみるか・・・。』

ということで、

ハエトリグモとゴキブリの赤ちゃん

ハエトリグモとゴキブリの赤ちゃん

両者にガラスという壁はありますが、対面させてみると、

ん?

ハエトリグモの様子がちょっと変わったような気が・・・。

なんていうかその、目つきがピシッ!と鋭くなったような気がしたのは気のせいでしょうか・・・。

大量のゴキブリの赤ちゃん

大量のゴキブリの赤ちゃん

ワモンゴキブリの赤ちゃんたちは何も気付かずに周囲をウロウロするばかり、呑気なもんです。

ということで、ハエトリグモと赤ちゃんゴキブリの同居を試してみたいと思います。

ゴキブリの赤ちゃんの瓶にハエトリグモを投入

ゴキブリの赤ちゃんの瓶にハエトリグモを投入

ハエトリグモの方をゴキブリ赤ちゃんの住まいに引っ越しさせた直後の写真です。

するとなぜか、赤ちゃんたちは一斉に卵の殻へ駆け寄り集まりだしたのです!

そして、その様子をじっと見つめるハエトリグモ・・・。その様子をジッと観察する私・・・

その、数秒後・・・

Σ(゚口゚;)

ゴキブリの赤ちゃんを捕らえたハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕らえたハエトリグモ

ハエトリグモが、

シュババーッ(ノ゚ρ゚)ノ!

とダッシュして、

おりゃあー!

っとゴキブリの赤ちゃんを1匹、

グゥワシィッ!

と掴んで引きずり上げたのです!!!

ななな、なんじゃこの素早さは!!!まるで忍者のような、ハリウッド映画の中のプロの殺し屋のような身のこなしはぁ!!!

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを掴んだまま、後退りして瓶の上部へ移動するハエトリグモ、私は瞬きするのも忘れて見入ってしまいました・・・。やっべぇ、マジやっべえ、ハンパねえよ、ハエトリグモ。。。

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ハエトリグモは、赤ちゃんゴキブリを、何事もなかったかのように貪り出したのです。時折、私のカメラのピント合わせの赤い光に「ん!?なんじゃい?」と反応するような素振りを見せる。

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

私(人間)の視線に気付いたのか、ちょいちょい向きを変えながら周りの様子を伺うハエトリグモ。しかし、これで密閉された環境ではあるものの、ハエトリグモはゴキブリの赤ちゃんを捕獲することが証明されました。

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

最初は必死でもがき続け反抗していたゴキベイビーも、次第に動きが鈍くなり、じょじょにスローモーションに・・・。その様子をジッと見つめるハエトリグモ。まさに昆虫界のハンターという異名がこれほど似合う生き物は少ないでしょう。

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

前足?を巧みに操りながらムシャムシャ、ボリボリと獲物を平らげていくアダンソンハエトリグモ。ハエトリグモ自体も小さいけれど、恐らく成虫かと思われます。

そういえば、たとえゴキブリハンターとゴキブリ界で恐れられているアシダカグモでさえも、サイズが小さいと逆にゴキブリに食べられてしまうんですからね、サイズは重要かもしれません。

空腹で飢餓状態のワモンゴキブリが天敵のアシダカグモを食べる猟奇事件が発生(´゚д゚`)

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを捕獲するハエトリグモ

『パクパクむしゃむしゃ、っつうかよオイ人間!

こっちは食事中なんだからよ黙ってろよ!

これだから鈍臭い人間って嫌いなんだよ、図体だけはデカくてよ、ッケ!』

「ご、ごめんなさい、食事の邪魔をして・・・。」

ゴキブリの赤ちゃんを食べるハエトリグモ

ゴキブリの赤ちゃんを食べるハエトリグモ

ということで、この文章を読んでいるアナタの前に、もし身近に、ハエトリグモが現れても丸めた新聞紙や、ハエ叩きで殺さないようにしたほうがいいかもしれませんよ。

ゴキブリの赤ちゃんたちを食べてくれるありがたい存在の益虫ということが今回、分かりましたので。目の前から消えて欲しいならフーッ!と息を吹きかけて追い払うか、私のように軽い力で、エイッ!と「プチでこぴん」で追っ払うほうがいいかもしれません。