ハエトリグモは蝿以外に赤ちゃんゴキブリも食べて卵1個分を全滅させる。

さて、これまで数日間にかけてお伝えしてきたハエトリグモとゴキブリの同居。

ハエトリグモ対ゴキブリ赤ちゃんの闘い!?奇妙な共同生活!?

も最終章を迎えつつある『昆虫の仁義無き戦い3』でございます。

え( ´Д`)!?どうしてって?だって、もう続ける意味がないんです。つまり、

赤ちゃんゴキブリが全滅(笑)

したからなんです!超スッゲー(笑)!そして、獲物・食料がなくなったハエトリグモはただお互いのテリトリー縄張りをめぐって不毛な争いを続けるだけの蜘蛛になっちゃうから・・・。

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

残り少ない獲物の赤ちゃんゴキブリを必死で奪い合う、2匹のアダンソンハエトリ蜘蛛。観察してみるとわかるのですが、怒りっぽくて喧嘩っ早い昆虫なんですね。

体は小さいのに果敢に相手に向かっていく様はまるでサムライのようです。いや、垂直なガラス瓶の壁を自由自在に歩き回るから忍者に近いかもしれないですよ。

仁義無き戦い完結編 そして赤ちゃんゴキブリは召された

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

『ムシャムシャ美味え!超うめえよゴキブリの赤ちゃん(笑)!ハムハム、んヽ(゚Д゚ )ノ!?またコイツかよ(怒)』

『おうおうおう!てめえ誰に断ってここで獲物捕らえて食ってんだ?あ(怒)?俺がいいつったかゴラァ!!!!』

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

『(笑)貴様こそ誰に向かって口をきいてんだオラァ凸(`Д´メ)!やんのかコラ凸(`Д´メ)!』

『けっ上等よ(-_-メ)!返り討ちにしてやらぁ(怒)!オラオラオラァ(`Д´メ)』

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

威嚇しあうアダンソンハエトリ蜘蛛

『シュシュシュ!(゜o゚(○=(-_-;ボコッ!うぐえ!』

『フッららら!バキッ(=゚д゚)ニい)’д`)ふっぐあぁ!』

獲物のゴキブリを奪い合うハエトリグモ

獲物のゴキブリを奪い合うハエトリグモ

『必殺!ハエパンチ( ;゚皿゚)ノ!ハエキック( ・∀・)ノ┌┛ミ(o _ _)o!』

『シュシュ!ダッキング!(ボクシングの要領で攻撃をかわす音)が、ボグゥウゲぇ!』

闘いに勝った方と負けた方

闘いに勝った方と負けた方

『ハァハァ( ´Д`)ノどうだ、俺の千手観音パンチとキックの乱れ打ちはぁ!!!』

『イッてぇ超痛えよ(怒)!うぅぅ(`皿´)くそ、クッソぉ!覚えてろよぉ!!!』

闘いに決着がついたシーン

闘いに決着がついたシーン

『お!?なんだその目つきは( ´Д`)!まだやられ足りねえってのか!?懲りない奴だなコラぁ!』

『う、うるせえよ馬鹿野郎((( ;゚Д゚)))!ちょっと体勢が有利だっただけで勝った気でいるんじゃねえぞ!』

闘いに敗れた敗者と勝者のハエトリグモ

闘いに敗れた敗者と勝者のハエトリグモ

『人の、違・・・蜘蛛の食事を邪魔する奴は何人たり、違・・何蜘蛛たりとも許しちゃあおけねえぜ!』

『ひとまず今は退散して体力の回復に努めよう、奴は俺よりも体のサイズが一回りも大きい。作戦を変えねば。』

闘いに敗れた敗者と勝者のハエトリグモ

闘いに敗れた敗者と勝者のハエトリグモ

『ムシャムシャ( >д<)グハ(笑)やっぱ赤ちゃんゴキブリ、超うめえよ(笑)!』

『ゴクリ・・・。あぁぁ美味そうだなぁ俺も食べたいなぁそろそろ数も減ってきたし・・・。』

その時、蜘蛛の刃から免れたラッキーな赤ちゃんゴキブリたちが作戦会議を重ねていました。

なんと、数日前には10匹以上いたにもかかわらず、現在は数匹にまで減っています・・。

アダンソンハエトリ蜘蛛の恐ろしさを間近で見てきた兄弟ゴキブリはこの窮地をどう脱出するのか小さな頭を振り絞って考えていた・・・。

数が少なくなった赤ちゃんゴキブリ

数が少なくなった赤ちゃんゴキブリ

『お兄ちゃん(汗)!蜘蛛の奴ら、どんどん私達を食べちゃってるよ!どうするの!もう逃げ場がないよ(怒)!』

『わかってる、分かってるって(汗)でも、こんな小さな赤ちゃんゴキブリに一体どんな抵抗ができるって言うんだ!?』

『お兄ちゃんの馬鹿ヽ(`Д´)!諦めたら底で人生が終了だよ!知恵を振り絞ってこの危機を乗り越えようよ!』

『うぅ(T_T)、ゴキ子、そうだよな、まだ生きてる自分たちだけでこの局面を乗り切る方法を考えないとな・・・。』

元プリンの瓶の底で、仲睦まじい兄弟愛のドラマが繰り広げられているその頃、ガラス瓶の上部では再びハエトリグモの戦争が勃発しようとしていました・・・。

その火種に着火するキッカケはもちろん、赤ちゃんゴキブリでした・・・。

再び睨み合いを始めるハエトリグモ

再び睨み合いを始めるハエトリグモ

『ムシャモグモグ・・・。ぷはぁ~美味かったぁ(笑)いやぁ生まれたての赤ちゃんはやっぱ美味えや(笑)』

『よし、腹一杯になったあいつは動きも鈍いはず。今なら蜘蛛じゃなくブタ同然のあのデブ野郎をぶちのめしてやる(怒)!』

喧嘩を再開させるハエトリグモ

喧嘩を再開させるハエトリグモ

『オラオラゴルァ!!!さっきは調子コイて俺にナメたパンチをお見舞いしてくれやがったなぁ!』

『ゲップッ・・・って((;゚Д゚))おお、ちょちょ、まてよ、俺は食後の一服を楽しもうとして・・・』

喧嘩を再開させるハエトリグモ

喧嘩を再開させるハエトリグモ

『うっせぇぞボケぇ!喧嘩に早いも遅いも正当も卑怯もあるかこのブタ野郎!』

『何ぃコラァ!誰がブタだってぇ(怒)!俺は蜘蛛じゃ!誇り高きハエトリグモじゃ!』

喧嘩を再開させるハエトリグモ

喧嘩を再開させるハエトリグモ

『(笑)さっきまで赤ちゃんゴキブリ食ってたじゃねえかよダハハ!おメエは今日からゴキブリ蜘蛛だ(笑)ブータ野郎!』

『プッチーン!切れたぞコノ野郎!クモ糸以上に丈夫な、どんな刃でも切れない俺のプライドがズッタズタだゴラァ!!!』

喧嘩を再開させるハエトリグモ

喧嘩を再開させるハエトリグモ

『オッラー!クモパンチ!アタタタッ!クモキック、ふぁちょぉー!!!ほぉあぁおぉぉお!』

『く、お腹が重たいぜ、しかし逃げるわけにはいかんのだぁ!ハエトリグモのプライドじゃあ!』

喧嘩を再開させるハエトリグモ

喧嘩を再開させるハエトリグモ

『クモ百烈拳アダダダァツッダァー!!!』

『秘技、千手観音ブーメランほりゃぁー!』

残された赤ちゃんゴキブリたち

残された赤ちゃんゴキブリたち

『パチコーンッ!ドテッ!ポテン・・・。いっつ、何が、、、起ったんだ・・・。』

『ハァハァ、いかん、封印していた殺人拳、いや、殺クモ拳を使ってしまった・・』

残された赤ちゃんゴキブリたち

残された赤ちゃんゴキブリたち

『うぇ~ん、お兄ちゃん怖いよぉ!クモたちが殺気立ってこっちを見てるよぉ(泣)なんか舌なめずりしてるよぉ(泣)』

『し!ゴキ子、泣くんじゃない、俺がうまくオトリになって奴らを戦わせて両方が傷ついたら、いいかゴキ子、容赦なく食べるんだ!』

そんなドラマが瓶の中で繰り広げられていました。

私は時に嗚咽をこぼすほど涙ぐみ、時に歯を食いしばるほど怒り、そして腹をかかえて笑いました。

そんな数日が過ぎて行きました。そして、ついにこの日がやって来ました・・・。

チュンチュン、数日後・・・

糸を吐いて巣を作り休憩するハエトリグモ

糸を吐いて巣を作り休憩するハエトリグモ

『グーグー、ムググ、スヤスヤ(-_-)zzz』

『ムニャムニャぐーすかぴー(つ∀-)zzz』

Σ( ̄□ ̄;)そ、そんな

糸を吐いて巣を作りその中でスヤスヤと眠る2匹のハエトリグモたち、その下では・・・

1匹残らず食べられ全滅した赤ちゃんゴキブリ

1匹残らず食べられ全滅した赤ちゃんゴキブリ

1匹も残らず、赤ちゃんゴキブリが疾走していました・・・。そう、ついに2匹のハエトリグモは全ての赤ちゃんゴキブリを食べ尽くしたのです・・・。全滅したのです。

卵(卵鞘)から産まれた10数匹の小さなゴキブリたちは、ハエトリグモによって短い人生を終えたのです。見事に、ゴキブリハンターの称号を得た瞬間です。

ハエトリグモは、ゴキブリさえも食べる!私がこの目でしっかりと目撃しました。そしてその様子を余すところ無く、写真に収め、ブログに掲載しました。

糸を吐いて巣を作り休憩するハエトリグモ

糸を吐いて巣を作り休憩するハエトリグモ

あなたのご家庭でハエトリグモを見掛けても、決して殺さないで下さい。

その代わりに、ハエトリグモはあなたの家のゴキブリを駆除してくれることでしょう。

コメント

  1. 来夢猫 より:

    私は蜘蛛が大好きです。
    とくにアダンソンハエトリちゃんが可愛くて可愛くて…
    ゴキブリの記事も面白いですが、蜘蛛も増やしてください!

    • gokiburi より:

      来夢猫さん、コメントありがとうございます。

      アダンソンハエトリ、大人気ですねぇ~。
      たしかに、アシダカグモと比べると可愛い(笑)!

      機会があれば記事をどんどん増やすので、今後とも宜しくお願い致します!