庭木・花木を襲う侵略者の白いカイガラムシ(ミカンコナカイガラムシ)を、蚊取り線香の燃えカス(灰)で駆除・退治を試みたものの、惨敗を喫してしまった私。
蚊取り線香の灰は殺虫剤としての効果が無かった・・・。無力だ、燃えカスの灰は、無力だった・・・。こんなことで落ち込むなよ、どうかそう私を慰めてください。
悔しくて悔しくて、寝床の枕を悔し涙で濡らさないか心配でしたが杞憂に終わりました。
はい、あまりの暑さ(熱帯夜)で汗っかきの私は違う水分で枕をびしょ濡れにしたのでした(笑)。
『うぅぅ、あぐぅぅ、ハァハァ。゚(゚´д`゚)゚。かい、カイが、ラムシめぇぇぇ』
ところが、睡眠から目覚める直前に、前日のカイガラムシとの闘いのシーンがフラッシュバック!
多分、目覚める前には上のような寝言、じゃなくて恨み節を口にしていたはず・・・。
そう、私の花を愛でる心をズタズタに引き裂いた白い小悪魔たちとの闘いはまだ始まったばかりなのでした。
そして」パッ!と目を開けた私は、ネコのように背伸びをした後、スクッ!と立ち上がりこう雄叫びを上げたのです。
『(# ゚Д゚)フンガァー!やったろうやないかボケぇ(怒)!』
前夜、芸術家「岡本太郎」の毒を持ちやがれこの野郎!?なんたらかんたらという本を読みながら寝落ちした私は、
『そうだ、害虫たちにとっての毒を人間である自分自身が身に付ければいいのだ!それでいいのだぁ!』
と両手を上げて1人鼻息を荒くしたのです。生きろ!今を生きろ!懸命に必死にカッコ悪くてもガムシャラに!そして、まだ起床後の口臭い状態にもかかわらず屋外に出て白い悪魔たちとの戦いの火蓋を切ってやったのですぅ!!!
ちなみに、野菜専用の殺虫剤は以前にもカイガラムシに試したことがありますが、
全く!もう笑っちゃうほど!
効きませんでした(笑)。ただ私の手がクスリ臭くなるだけという悲しい結果。
自家製の木酢液と切り札のカダン肥料(殺虫剤)を追加!
ジャジャーンヾ(o´∀`o)ノ
『新品未使用のスプレぇー容器ぃ~!』(※ドラえもん風に)
鞄の中をがさごそあさって、ほい、ホームセンターで購入してきた新品のスプレー噴射容器を用意します。
その日、私が試そうと考えたのは、この日のために!?とっておいた切り札!というわけじゃありませんが、自家製の木酢液です。
たしか切り傷とかにも効くような話を聞いたことがあるのですが、この匂い、きっと虫達も苦手なはず。
自作した木酢液
濃度(色)の違いはありますが、どちらも同じ方法で抽出した木酢液です。この匂いがまた臭いんだなぁ。
これ、敷地の四隅に吹きつけておいたら野良猫の忌避剤としても有効だろうか。まだ試してないからわからない。
スプレー容器には濃い木酢液と薄い木酢液の両方を移し入れて調合してみます。
そして、両手を合わせて祈りを込めます。いや、呪いというか怨念にちかい怒りですね、まさしく。
『お願いお願いぃ!カイガラムシがこの匂い大っ嫌いでありますよぉにぃ!南無阿弥陀仏、南妙法蓮華経アーメン!』
ジャジャーンヾ(o´∀`o)ノ
『カイガラムシ退治の手作り木酢液ぃ~!』(※ドラえもん風に)
完成した自家製の木酢液スプレーです。果たして白いカイガラムシに効果はあるのでしょうか、ワクワク・ドキドキです。
葉の裏にビッシリと張り付いたミカンコナカイガラムシ
雨にも負けず、灰にも負けず、ただ植物にしがみつくだけの寂しい人生を過ごすカイガラムシ。
葉の裏にもビッシリと住み着いています。つい無意識に恨み節が口をついて出てきちゃいます。
『おい、住むなら税金ぐらい払いなさいよ。虫だからといって見過ごすわけにはいかんのだ。』
人間の問いかけにも一切答えず我が物顔で葉の裏を占領するミカンコナカイガラムシにイラッ!とした私は、ぬぬぬぬぅ(怒)!と歯を食いしばりついに禁断の暴挙に出てしまいました(汗)。
警察にも採取されたことのある左手人差し指の指紋(笑)で、葉や茎にしがみつく白いカイガラムシたちをこそぎとってやったのです!すると、
『ギャワギャワァ~!なになに(;´瓜`)!?何が起こったの?地震?それとも犬やネコのイタズラ!?ギャワギャワァ~!』
茶色い硬い殻のカイガラムシはこそぎ取ろうとしても外れなかったが、白いカイガラムシは指で軽くなぞるだけでこのようにボロボロっと取れる。
こういう原始的!?な駆除方法もありかもしれない。突然の事態にひっくり返って足をじたばたするもの、仲間にしがみつくものパニック状態に陥っています。
すると、中にはこんな奴もいたりして、
『ギャワァ~!逃げるだぎゃー(;´瓜`)!オイラ実は速く歩けるんだギャ~!』
人間の指の上を這い回り歩くカイガラムシ
((;゚Д゚))おぉ!?カイガラムシって歩く速度が速い(笑)。
超ビックリしました。とつい私も驚いてしまうほど奴らは意外と速く歩くことができるのです。私の指の上をとっとことっとこ歩いて逃げる様子が、なんだか滑稽で哀愁が漂っています。
とっとことっとこ私の指の上を歩いて行く姿に思わうプッ!と吹き出して笑ってしまいました。こんだけ普通に歩けるならもうどっか行っちゃってくれよ!と。
さてと、私はカイガラムシの大群・大量の白いカイガラムシが集まる密集地帯に向けて木酢液を噴射!プシュッ!プシュッ!プシュッ!プシュッ!プシュッ!プシュッ!
何度も何度も繰り返ししつこく木酢液を吹き付けて、さらには私の口から奴らを罵倒する言葉まで浴びせかけます。
『このドブネズミがぁ!白髪野郎!1匹じゃ何も出来ない臆病者!いっつも日の当たらない暗くて狭い場所に隠れやがってこのゴキブリ野郎!』
違います、彼らはれっきとしたカイガラムシです。私も分かってはいるのですが怒りが冷静な思考と行動を狂わせてしまうのです。恐ろしい、カイガラムシも恐ろしいけれど怒りも恐ろしい・・・(汗)。
ボトル容器を使い切る勢いで何度も噴射し、とりあえず全てのカイガラムシたちを木酢液まみれにすることは成功しました。
が、なんだか木酢液を白い体が弾いているような気がしないでもない・・・(汗)。こいつら・・・。マジかよ・・・(汗)。
予想外の事態に動揺してパニック状態になった私は作戦を変更(笑)。急遽、追加の対策を施すことにしました。
ジャジャーンヾ(o´∀`o)ノ
『カダン殺虫肥料ぉ~!』(※ドラえもん風に)
フマキラーのカダン殺虫肥料も追加投入です。これ、肥料としても使いながら殺虫剤としての効果もあるというダブル効果の財布に優しい商品でもあります。
以前、今回カイガラムシが大量発生した同じ植物にアブラムシが涌いた時に効果を発揮した優れもの。お願いだぁ今回も効果を発揮してくれぇ~!!!
が、
フマキラーのカダン殺虫肥料
ただし、カイガラムシに効くとは一言も書かれていません・・・。
でも、書かれていないだけで実際は効果があるかもしれない。
物は試しでやってみなきゃ分からない!そう、やってみなはれ!
固形の錠剤タイプなのでじっくりと時間をかけて長時間の効果持続を狙うのがカダン殺虫肥料なのです。
しかし、今回は緊急事態でもあり、早急な効果を求めているのです。このまま設置しても効果が期待される頃には植物自体が弱っているかもしれません。
ということで裏技を繰り出すことにしました!
緊急を要する自体なので少しでも早く植物全体に浸透してほしいから砕いて粉状にして撒きたいと思います。
『頼むでぇ頼むでぇ』と呟きながらパキッ!パキッ!パキッ!と錠剤を割っていきます。
粉々に割って砕いたカダン殺虫肥料を根本に設置します。
『はぁぁ、開花前のツボミが落ちている・・・。』
カイガラムシが原因なのかは分からないが、落ちたツボミにもまだしがみつくカイガラムシを見ると腹が立ってきた。
ということで3,4日ほど経過を観察してみることにします。
追記:ミカンコナカイガラムシに木酢液もカダン殺虫肥料も効かない(涙)
さて、どうやら私はまたしても完敗を喫したようです(汗)。これほどまでの屈辱感・敗北感は生まれてから初めてではないでしょうか・・・・。正直、もう打つ手なしです。
しかし、それでも私は前を向いて生きていかなければいけないのです。財布を手に取り、近所のホームセンターへ向かって歩き出しました。