益虫アダンソンハエトリクモと生活を共にして語り合ってみた

チャーラーララァ、チャーラァララァ♪

・・・( TДT)ウェグゥ、ヒグッ、

ううぅジュルジュル(※鼻水をすする音)ゴックン・・・。

今回の記事は、あなたの頭のなかで

放課後や卒業式で定番の『蛍の光』

を奏でながら読んでください。

そう、今回の記事テーマは『別れ』

そう、お別れの時がやって来たのです(涙)ううぅぅ。

別れがあれば出会いもあるのはわかってるけど・・・寂しいよ・・。

『(´;ω;`)うぅ、アダンソン

・・ハエトリグモ・・・さようなら

・・・ブワァ(涙)!!』

思えば、君との出会いは、ワモンゴキブリの卵(濫觴)から赤ちゃんゴキブリの大群が生まれた時からでしたね。

パニックに陥った私を救ったのは、猛烈な爆食いで小さなゴキブリたちを平らげていく君だったのです。

君が存在しなければ、私も今このようにキーボードを叩いて文字を打つこともなく平凡な毎日を過ごしていたことでしょう。

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

『ありがとうハエトリグモ、お疲れ様アダンソンハエトリ

君はいつも勇ましく勇敢だった。そして一切の躊躇なく冷鉄の心臓だった。

そんな君が天寿を全うした日に、君との思い出を振り返ってみるよ、さよなら・・・』

アダンソンハエトリと過ごした日々を振り返る

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

一見、強面(コワモテ)だったけれど、私に噛み付いたことは一度もありませんでしたね。

真のゴキブリハンターの称号は私の独断と偏見でハエトリグモに決定です!異論はあまり認めません!

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

死後硬直で固まったままのアダンソンハエトリ

今までに見なかった糸を吐く瞬間、ビックリ仰天の衝撃の瞬間を見れた私は本当に幸せです。

まるでダンスを踊っているような威嚇のポーズ、私も取り入れてみようと思います。はい?対象は誰?いや、たくさんいるじゃないですか、例えば

宗教の勧誘とか、新聞の購読、その他営業訪問で訪れる人達に対して、私は今後、アダンソンハエトリの威嚇で追い返そうと思っていますよ。

話しかけても反応しないハエトリグモ

話しかけても反応しないハエトリグモ

人間の言葉が喋れなかったけれど、大丈夫。私との会話に言葉・言語なんて関係ないってことを分かってくれたと思います。

私が笑えば一緒に全身で喜びを表現してくれましたね、私が怒れば一緒に威嚇のポーズを取ってくれましたね、本当にありがとう。

話しかけても反応しないハエトリグモ

話しかけても反応しないハエトリグモ

前脚をワッシワッシと動かして獲物(エサ・食料)をせがむ姿が、人間に甘えて飯をねだる犬や猫に見えたのは衝撃でしたよ。

でも、与えたチーズやハムの切れ端はお気にに召さなかったようで、あとは臭い匂いを放つヤスデも好物ではないようでしたね。

死んだハエトリグモ

死んだハエトリグモ

ねえ、アダンソンハエトリ!どうして振り向いてくれないの?どうして私の問いかけに反応してくれないの?

は(。゚ω゚) !?つ、冷たい・・・。そうか、君は精一杯生きたこの世界から新たな世界へ旅立ったのですね・・・。

寿命を迎えたアダンソンハエトリ

寿命を迎えたアダンソンハエトリ

もう、生きていないんだね・・・。もう、一緒に今日は何を食べようか?捕まえようか?ってルンルン気分で外に出る必要もないんだね・・・。

一緒に獲物を探した日、嫌だ!カメムシは嫌だ!あんな臭い奴は絶対に食べないぞ!と私に食って掛かって激怒しましたね、やっぱカメムシは臭いよね。

一緒にお笑い番組を鑑賞する

一緒にお笑い番組を鑑賞する

こうやってお笑い番組(※特にダウンタウンが好きみたい)を観てゲラゲラ笑うことも、もうできないんだね。そうだよね、笑い声は1人分しか聞こえてこないよ・・・。

誰も傷つけないような笑いよりも、毒のある、見たり聞いたりすると傷を負うようなそんなリスキーな笑いが好きだったね。リスクをとらないお笑い芸人を一番、嫌っていたね。

一緒にお酒を飲む(晩酌)

一緒にお酒を飲む(晩酌)

晩酌のお酒を無理に勧めて「ボケッ!蜘蛛が酒なんか飲むかよ(笑)!」って怒られたことが昨日のことのように思い出す・・・(涙)。

NHK連続テレビ小説「マッサン」を観ながらニッカの「余市」を飲む私に付き合ってくれて本当にありがとう。

何十年もかけて夢を叶えた竹鶴政孝を見習えよボケッ!って励まし、いつまでも忘れないよ・・・。

お菓子を食べるか相談してみる

お菓子を食べるか相談してみる

「ねぇ、ハイチュウ食べる?ハイチュウ」・・・。甘いものには見向きもしなかったね、お菓子は、もう私一人で食べることにします・・・。

あぁ、もうハエを見付けても追い掛けて捕まえる必要はないんだね。ハエ取り紙に任せちゃってもいいんだね・・・。

『(´;ω;`)うぅ、アダンソン、

・・ハエトリグモ・・・さようなら

・・・ブワァ(涙)!!』

しかし、終わりは始まりなのです。

涙で目の前が見えなくなるほど号泣した私は、最後のお別れ・分けれを告げようと顔を上げた瞬間、新たな闘いが待っていることを悟りました・・・。

( ´Д`)プルプルッ

天敵のヤモリの処遇を相談してみる

天敵のヤモリの処遇を相談してみる

(( ;゚Д゚))ギャー!や、ヤモリぃえひぃー(悲鳴)!

感傷に浸りながら思い出を語り合うアダンソンハエトリをじっと見つめるヤモリがいたのです・・・。獲物を狙う鋭き目つきは、ハエトリグモさえも震え上がらせます・・・。

そう、ヤモリはハエトリグモを食べるのか、という証明の試みが残されていたのです。いえ、既に私はこれまでに何度も目撃はしているのですが、死んだハエトリグモも食べるのか?ということを実験してみたいと思います。(※この実験、誰の何の役に立つの?とふと考えたのですがそんな疑問は打ち消しました。)

が、その後、気付いたのですが・・・捕獲したヤモリの鋭い目は、ハエトリグモではなくて、実はを睨んでいたのです・・・(汗)。

コメント

  1. より:

    私もアダンソン君が大好きなので、お話を読んで悲しくなりました。と同時に、あなたのアダンソン君への温かみを感じて嬉しかったです。
    ここ数日、私の部屋の隅っこでアダンソン君がほとんど動かないし、口も全くモグモグさせていないから、「体調悪いのかな…」と心配していました。そうしたら、今朝亡くなってました。。
    なぜ私の見えるところで死んだんだろう。。普通はもっと、棚の裏側とか見えないところで死ぬんじゃないかな。。死ぬところを目の当たりにして、とても悲しくなりした。。
    そんなときに、あなたが、亡くなったアダンソン君を指の上に乗せて愛情を込めながらお話しているのを見て、とても心が落ち着きました。
    私も、今朝亡くなったアダンソン君を指に乗せて、お庭の土に返してあげようと思います。
    ありがとうございました。