見た目が似てるコオロギとゴキブリって仲間なの?

『リリリリッリンッ!リリリリッリンッ!』

日が暮れ始めた頃から、草むらから聴こえてくるコオロギの音色は風情があって大好きです。

本当は窓を開け放って網戸で蚊を塞いで直接、コオロギたちの織りなす求愛行動の音を聴きながらビールでも飲みたいところですが、網戸が壊れているので窓越しの演奏会といった感じです。

コオロギの鳴き声はそれぞれの聞き方や種類で表現が変わりますが、私はリリリンっ!って聞こえるんですよね。

で、先日のとある出来事。家の中(部屋の中)にぴょぴょん!と1匹のコオロギが飛んできました!

一瞬、私はオギャー(((;゚;Д;゚;)))!と悲鳴を上げてしまいました(笑)。だって、コオロギってパッと見、ゴキブリにソックリですよね!?

『ご、ゴキ!?(#`皿´)し、失礼だなチミはぁ!』

野外で捕獲したコオロギの成虫

野外で捕獲したコオロギの成虫

ととと、ゴキブリに似てると言ったら絶対に怒られそうですよね(笑)。で、侵入に成功したはいいけれど、あれ?ここはだれ?私はどこ?と呆然とするコオロギ。私がゆっくりと近寄って、むんずっ!と優しく摘んで捕獲した我が家のコオロギさん。あなたのおうちはここではないですよ~!

生物学的?昆虫学?正確にはコオロギとゴキブリは見た目・外見は似ているけれども仲間ではないそうで、バッタ目とゴキブリ目と分かれているそうですね。でもこうやって捕まえてまじまじ観察すると、遠い親戚と言われたら信じちゃいそうです、よね(笑)?

ゴキブリも鳴き声を身に付ければ害虫から卒業できる!?

野外で捕獲したコオロギの成虫

野外で捕獲したコオロギの成虫

何が似てるのかと言われれば、色ツヤはソックリですよね。光沢のある黒光りした体、そして体長ほどもある長い触覚!このクネクネ動く感じがですね、ゴキブリホイホイの罠に掛かって触覚だけ窓から出した時の動きにソックリ(笑)。

※その様子を動画撮影に成功したので後日、ブログに載せたいと思います。え!?要らない?見たくないって?嫌よ嫌よも好きのうち(笑)。

顔だけ見たら、、、う~ん、似てるっちゃ似てるけど昆虫ですからねぇ・・・。コオロギよりはカマキリのほうが似てるような。平べったい三角形の頭だしねぇ。

野外で捕獲したコオロギの成虫

野外で捕獲したコオロギの成虫

ず~っと見てるとひょうきんな!?顔つきのようで愛着が湧いてくるんですが、足をモゾモゾ、触覚をクネクネ、口をモグモグと動かしている。ん!?え!ウンチ?ウンチするの!?と思っていたら・・・ななな、Σ(=゚ω゚=;)!?

おげぇぇ_(´ཀ`」 ∠)

野外で捕獲したコオロギの成虫

野外で捕獲したコオロギの成虫

しばらく観察を続けていると、コオロギの口から黒い液体が吐き出されてきました。このバッタ!?特有の行動は全国的にも有名ですよね。はい、当然私も子供の頃は黒い液を口から溢れさせるバッタを総称して『醤油バッタ(しょうゆ ばった)』と呼んでいました(笑)。

この黒い液体は醤油ではなくて、ビックリした拍子に!?体内の消化器官から排出されるようなもので、この黒い液体に相手・敵が驚いたスキに飛び去るような記事もネット上で見られました。それにしても口から黒い液なんてゾンビの真似をしちゃいけませんよ(怒)!

野外で捕獲したコオロギの成虫

野外で捕獲したコオロギの成虫

それからもジッと、ジロリとまんべんなく観察を続けていると、コオロギは自分の死期を悟ったのか抵抗することなくダランっ!と力なく私の指に全てを委ねたようになったのです。もう、好きにしてちょうだい・・・。なんて言ってるような気がしませんか?写真から。

しかし、ページ冒頭でも書いたように、私はコオロギの鳴き声が大好きなのです。ゴキブリも人間から好かれたいなら歌をうたう、音を奏でるとか芸の1つでも覚えて身につけてくれりゃあ人間側の接し方も変わるだろうに、とコオロギに向かってゴキブリの愚痴・文句を言っても意味が無い。

また、鳴くのはオスだけなのだそうです。コオロギやその他の泣くバッタたちも同様に、メスを呼ぶための求愛行動として鳴くようで、メスは鳴く必要がないと。そうかぁ、じゃあ私たち人間ってコオロギや鈴虫の口説き文句・ナンパ術に対して風情があるなんて言ってるんだと笑ってしまいました、とさ。