あれは、ある暑い夏の日の突然私の訪れた出来事。
手の中で8本足の温もりが・・・消えていく・・・。
静かに永遠にお眠り。安らかに彼方へ飛び立ちたまえ。
・・・って、無理っす(笑)!
※アーティストの歌詞っぽくしようとしたけど無理でした。
ある日、部屋を掃除していた時のこと。
めったに動かさない隅の段ボール箱の荷物を動かした。
よいしょっと・・・
なんじゃこりゃ━━(゚д゚;)━━!!!
なんと、静かに息を引き取ったアシダカグモが・・・。
ネコは死期を悟るとひっそりと隠れるという、
そんな繊細さを私はアシダカグモにも感じたのです。
安らかにお眠り、アーメン。
ほら、まるで生きているみたいじゃないですか?
人間の手の平でスヤスヤと眠る寝顔を見ると、
地球上で最も嫌われている!?害虫ゴキブリの
最大最強の天敵とは思えません。
さながら私は猛獣を操るアシダカグモ使いでしょうか。
それにしてもなんて穏やかな寝顔なんでしょうか。
※本当は恐る恐る手にしてブルブル震えながら撮影したというのは内緒。
ゴキブリも恐れる世界一の益虫アシダカグモの写真・画像
つい最近まで我が家のゴキブリを捕らえていたのでしょう、
そんな益虫アシダカグモにかける言葉は「お疲れ様でした」。
見た目がコワいばっかりに、時に、
ゴキブリと同レベルで恐れられ嫌われる存在のアシダカグモ。
しかし、大型のゴキブリさえ捕獲する勇猛果敢な益虫なんです。
この巨大で鋭利な牙でガシッ!とワモンゴキブリを掴む姿の凛々しいこと。
しかし、人間を噛んだりはしないという素晴らしいゴキブリハンターなのです。
近い将来、昆虫食がスタンダードになる世界で私はクモ類が美味だと認識されるのでは、と予想しています。
しかし!アシダカグモは食べちゃいけません。逆にアシダカグモは養殖してゴキブリ対策として販売するべき!
目には目を!ゴキブリにはアシダカグモを!猛獣を倒すには猛獣を放たねば!
しかし!解き放った猛獣は人間には心優しき猛獣でなければ!それがアシダカグモ!
私は(※多分この日本で私だけかもしれませんが)、
アシダカグモを8本足の神様と呼び崇めています。
ゴキブリを襲う時だけ見せる野生の獰猛さと、
ヒトを見ると逃げるつぶらな瞳の照れ屋さん、
という天と地ほど極端な二面性にキュンキュンするとかしないとか。
ゴキブリの黒光りした光沢とは対象的な、全身を覆う剛毛の1本1本の主張、
ゴキブリよ!天上天下唯我独尊で共存共栄を目指そうではないか!
私には姿を変えた釈迦の仮の姿にしか見えないのです。
ゴキブリに足を噛まれた経験があるけれど、
アシダカグモには足1本、相手から触れられた経験ゼロ。
差し出した手に噛み付きそうな強面の外見とは裏腹に、実は心優しき生き物、だと私は認識しています。
そんな益虫アシダカグモのしにめに遭遇できた奇跡!に感謝しつつ・・・ああ、まさかあの時のアシダカグモ、なのかもしれないと思い両手を合わせるのでした。
と、こんな感じで無理矢理に文章を綴らないと、ただアシダカグモの亡骸を撮影して掲載するド変態ページにしかならないから(笑)。