今見返しても面白かった映画の作品があります。
夜、1人で酒を飲みながら妄想で描く、
地球での終末闘争から宇宙戦争
へと続く終わりなき戦いの人類の相手は、ゴキブリ。
もし、地球上のゴキブリが知能を備え、
人類に牙を向いたらどんな戦いが待ち受けているのか。
もし、ゴキブリが人間と同サイズになったら、
もし、ゴキブリが巨大化して知能を備えたら、
人類は果たしてゴキブリに勝てるのだろうか。
そんな、私のキチガイぶり満載な妄想を映画化したら、
うんうんこれこれ、と、紹介できるのがスターシップ・トゥルーパーズ。
ロバート・A・ハインラインの同名SF小説(邦題:『宇宙の戦士』)
を実写映画化した作品らしいのですが、未だに原作を読んでいないので読まねば、読まねば。
続編のパート2、パート3が駄作!?とあまりよくない評判なんですが、
パート1の第1作目は誰がなんと言おうと名作ではないでしょうか。
まだ観たことがない方へ、私はぜひ視聴をオススメします。
本を読んだり映画を観たりする時、私は作者のメッセージを探しながら楽しみます。
スターシップ・トゥルーパーズに関しては戦争を皮肉る印象を受けたのが懐かしいです。
そうか、日本での公開は1998年、まだ私が学生だった頃だったのですね。
運動場で体育の授業を受けていた時、
攻撃が始まったみたいだ、という会話を先生同士が交わしていたような。
たしか湾岸戦争だったでしょうか、違ったかな、でも、子どもながらになぜ戦争するのか不思議でした。
原作者の作品に反戦と受け取れるような気もしましたが、
ただ単に昆虫と人間の戦いという見方でも楽しめる作品だと思いますよ。
名作・傑作映画スターシップ・トゥルーパーズで未来の昆虫戦争に備えよ!
STARSHIP TROOPERS!
1959年、著者ロバート・ハインラインは、軍事政権に支配された未来社会を想定し、SF小説「スターシップ・トゥルーパーズ」を大胆に書き上げた。
ふむふむ、愚かな戦争を体験した日本人ならば耳が痛いですね(笑)。
まだあどけない表情の少年が兵士の格好をしているシーンがとても印象的です。彼は兵士が何をするのか知っているのでしょうか、それとも・・・。
米国人の高校授業のシーンですが、大人っぽいというか老けているというか童顔の日本人がいたら浮いちゃいそうですね。
思わず溜め息が出そうなほどの美人がヒロインみたいですが、まさか彼女があんな結末を迎えるのか。
教師らしき人物の後ろには奇妙な映像が映し出されています。
なんだろう、
蜘蛛のような蟻のような脚をしたロボット?
生き物なの?だとしたら昆虫みたいな・・・。
オゲエ!気味の悪い物体を切り開く解剖のシーンに
思わず吐き気をもよおしてしまいます。
案の定、毅然と見つめる彼女が・・・。
しかし彼らも若き青春を謳歌する世代であり、
少ないながらも男子と女子の恋愛が描かれてもいるのです。
ウギャア~!なに!どうした!
串刺しにされた兵士が血まみれになるこのシーンは一体全体なんなんだ~!
兵士が笑顔で子どもたちに銃機器を手渡す意味深なシーンです。
なぜこんなことをしているのでしょうか。
そして子どもたちは心なしか笑っているような。
「ああ、ダメだよ、いけない!戦争は悲劇を生むだけだ!」
手の平ほどもある大きな銃器の弾を手にする子どもたち。
これは攻撃のために使うものなんだよ!わかってる?
さあ君たちの番だ!一所懸命に道路の地面を踏みならす子どもたち!なにやってんの?
真剣にジャンピング、キックを繰り返す子どもたちに私は若干、違和感を。
ああ、なんということでしょうか!
子どもたちは虫を、毛虫?幼虫?
ゴキブリのような虫を踏み潰していたのです!
お母さん笑ってないで止めなさいよ!
実戦に備えて訓練を重ねる兵士たちのシーン。
しかし、訓練と実戦は比べ物にもならない大きな差がある。
作品内に登場するレトロ感が多少は否めない機器ですが、今見ても作品内では気にはなりません。
ついに昆虫型宇宙生物(バグ)との戦闘シーンが始まる瞬間は今見てもなかなか圧巻ですよ!
昆虫型エイリアンが待ち受ける惑星に降り立った宇宙船から人間の兵士が出動するシーン!
とてつもなく巨大な昆虫型エイリアン・バグが登場!なんちゅうデカさじゃ!あれに勝てるんかいな!
ええ!ウンチ!ウンチすんの?と最初に見た時は思ったけど違います!なんとこのお腹から放射されるのは・・・
惑星に近づく人間の宇宙船を撃ち落とすための砲撃だったのです!
凄すぎる!昆虫型エイリアンじゃなくて、宇宙で独自に進化を遂げた昆虫じゃんか!
手にした武器で撃って撃って撃ちまくる兵士たち!撃って撃って撃ちまくれ!と画面に雄叫びを上げてしまうほどのド迫力!
にもかかわらず、強すぎるバグ達が容赦なく兵士に襲いかかる!逃げて!逃げて~!
仲間が次々とバグに倒され悲鳴を上げる兵士たち!
巨大昆虫型エイリアンたちの非常な攻撃に、
為す術がない兵士たちの無情な叫び声が宇宙にこだまするのです。
退却!全軍退却だ!逃げる兵士たちの後を追って、アリのようなクモのようなウォリアー・バグが大群で襲いかかる!
惨敗だった。不甲斐ない負け方をした兵士たちは、再び総攻撃をかける!しかし、降り立った軍隊に地中から襲いかかる巨大なプラズマ・バグ!
倒れたプラズマ・バグをバックに誇らしげな兵士が印象的なシーン。何があったんでしょうか。
グロテスクな描写で人間がバグに敗れたことがわかりますね。頭部を狙っただけなのか。
それとも中の脳みそ?人間の思考能力である知能?を狙ったのか・・・
人類・兵士が立てこもる要塞の基地にバグの大群があ!多すぎる!あまりにも多すぎるじゃないか!?
応戦するもバグに占拠された基地の俯瞰図。ああ、あっという間に占領されてしまった。
映画のクライマックスはバグの頭脳を担うブレイン・バグが登場!オゲエ(´ж`;)気持ち悪!巨大な蛆虫みたいだ!
ゲロゲロ(;゚;Д ゚;)!思わず”ギャアアア!”と悲鳴を上げるほど気味悪いバグたちの親玉が遂に登場!
虚ろな目で精気を吸い取られる兵士の悲しいショットだが、一体何をされているのか想像できますか?
ブレインバグを取り囲み守るウォリアー・バグたち、人類VS昆虫型エイリアンの闘いは果たして!
軍隊・兵士への参加を呼びかけるセリフが映し出される。あきらかに反戦メッセージに見える皮肉っぷりがいいね。
「次は君の番だ!」とテレビ画面の人間に呼びかけるメッセージに
何を思うか感じるかはそれぞれの視聴者に委ねられています。
どうですか、まだ見たことがない人は興味をそそられませんでしたか?
スターシップ・トゥルーパーズはシリーズで第3作?4作目ぐらいまでありますが、
圧倒的に第1作目の本作が面白かったです。
映像が古臭いと感じる場面もあるかも、しれませんが十分に楽しめると思いますよ!
時は未来。ハイスクールを卒業したジョニー・リコ(キャスパー・ヴァン・ディーン)は地球連邦軍へ志願、機動歩兵隊に配属される。折しも、巨大昆虫型エイリアン=バグスが地球に攻撃を仕掛けてきた。反撃すべく敵の母星に上陸した彼らを待ち受けていたのは、地平線を埋め尽くすバグ軍団だった!