※当記事内にはゴキブリ(と卵)の写真が掲載されています。気分を害する可能性があります。自己責任で読み進めて下さい。)
台風通過後の片付け・掃除をしている最中のことでした。
強風で折れた木々の枝の中に、鳥の巣を発見したのです。
巣それ自体の損傷はないけれど、枝が折れてしまい地面に落下したのでしょう。
幸い、巣の中に鳥の雛(ヒナ)・卵は確認できず、巣立った後のもの・・・だといいのですが。
それにしても上手に作るものですね、枝分かれした箇所にギュギュッ!と詰め込んだように造られ、手で軽く押したり引っぱったぐらいじゃビクともしません。
あ、そうか!
その時、ふと思ったんです。
もしかしたら、ここに害虫の繁栄した理由が隠されているんじゃないか、と。
※誰も隠してないし、既に参考書籍に書かれているかもしれませんが、自分の経験からたどり着いたので書いてみます。
燻煙剤を焚いても、殺虫剤を吹きかけても駆除できないゴキブリや蚊の卵のサバイバル能力が繁栄の理由なのか!?
鳥の巣自体は、強風にも多少の衝撃にも耐えられるように設計・建築されているかもしれませんが、取り付けた枝・木が倒れてしまったらどうしようもない。
親鳥がどんなに巣造りに精を出したとしても、台風などの暴風の前には為す術がない場合もあるわけです。
そして投げ出された卵は無残に散るのではないでしょうか。
しかし、私は知っています。
たとえ台風などの天候不良でも、乾季の乾燥や冬の寒さにも耐えるほど強靭な生命力を誇る、生き物の卵があることを。
それは、ゴキブリや蚊の卵です!
蚊が産んだ卵は雨が降らない時期はジッと耐え忍び、水分を感知したら孵化するんだそうです。
久しぶりの雨降り後、長い期間、乾燥していた容器内で発生するボウフラの謎は卵の環境適応能力によるものなのでしょう。
殺虫剤を吹き付けても、燻煙剤を炊いても、ゴキブリ・蚊の卵は死滅しないのです。
ゴキブリの卵はさらに凄いと思うのです。
特にチャバネゴキブリ↓
卵を腹部に抱えたまま移動する(笑)。
※写真は死んだチャバネゴキブリ。
例え殺虫剤や燻煙剤で成虫を駆除しても、卵は生き延びて赤ちゃんゴキブリが誕生するというモンスター級のサバイバル能力(笑)。
だから、卵から孵る時期を狙った再び焚かないと全滅させることは難しい。
丸めた新聞紙で叩いても死なないという本体自体のタフさもそうですが、卵の生き延びる強さが、地球上に繁栄した大きな要因じゃないかと、実際に日々対面して感じたんですね。
日本の侵略的外来種ワースト100に定められている害虫。
生息場所として、木造家屋よりもコンクリート建造物を好む。
また一般家庭よりも事業所ビル、飲食店の炊事場等に多く、駆除を要する代表的衛生害虫とみなされる。
雑食性であり、人間の食物を摂食して、食中毒の原因となる微生物を媒介し、死骸や糞はアレルゲンとなる。
雌成虫は腹端に約20日間卵鞘を保持し、1卵鞘から約40匹の幼虫が孵化する。
幼虫期間は約60日で、6回脱皮する。雌は一生で5回産卵する。
ウィキペディア https://goo.gl/Fm0qbd
さらには死骸や糞がアレルゲンとなる!?なんですか、生きてても死んでも害になるって(笑)。
落ち葉や枯れ葉をホウキで掃き、ちりとりで集める際に、よく黒い豆のようなゴキブリの卵を見かけるのです。
放置すると間違いなくゴキ赤ちゃんが生まれるのでしょう、私はゴミ袋に捨ててしっかりと結んで掃除を終えました。