まだ連休明けで体と頭が鈍っている方、ぜひ今回紹介する本をお読み下さい。損はさせません。
GW(ゴールデンウィーク)期間中にゴキブリに関する本を何冊か読みました。その中の1冊を紹介します。
ゴキブリ以外の昆虫も載っている良書で、私のようなゴキブリマニア以外の方でも楽しめます。
昆虫が大好きなお子様がいらっしゃるご家庭でプレゼントに選んでもよいかと思います。
こちらがその朽ち木にあつまる虫ハンドブック。2009年4月発行です。
この本を読みたいと思ったキッカケが、立ち読みをしていた時に目についた箇所。
人間の近くに住む家屋害虫ゴキブリは外国からやってきた外来種である。
という部分でした。
家の中に居座るゴキブリって国外からやってきた外来生物?
え!?そうなの(´Д` )!?
な感じで驚いた私は数ページしかゴキブリについて割かれていない本にもかかわらず虜に・・・。
ページは少ないが、凝縮された内容である・・・。他の昆虫もたくさん載ってるし。
最近、ヤマトゴキブリが家屋で見られなくなった理由が、中国からやってきたクロゴキブリとの競争に敗れたからなんだとか。
ゴキブリ目は雑食性が強いが、朽ち木だけを食べる種も少なくない。また、多くの種が朽ち木をすみかとして利用する。家屋害虫として知られる種は、そのほとんどが外来種である。(14ページ)
そして、森の中の立ち枯れ、倒木などの朽ち木を作り出している側の昆虫もいるということ。それがカミキリムシ。害虫として人間の農家から嫌われているカミキリムシにも、自然界の中では重要な役目があるんですね。※カミキリムシに関しては記載されていない。私の知識です。
Amazon[アマゾン]でも高評価のオススメ本です。
商品の説明
多種多様な生きものがくらす自然豊かな森に入ると、多くの枯れ枝や倒木などを目にします。このような植物の残がいは菌類の働きによって分解され、ゆっくりと「朽ち木」になっていきます。そのような朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、本書では、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載しました。それぞれの種は、身近な環境で見ることのできるものや、おもしろい生態をもつもの、不思議な形をした種など様々です。
朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載。成虫の生態写真を中心に、卵・幼虫・蛹、生息環境や菌類などを解説する。朽ち木にまつわるおもしろい話や、野外観察で役立つ話も収録。