『う、うぅ、もうダメだ、眠らせてくれよ・・・』
写真からそんな声が聞こえてきたような気がしました。そう、サンサンと輝く太陽の下で元気に花を咲かせたヒマワリの寿命が尽きようとしているのです。
大輪ヒマワリの花が徐々に枯れだした。雨の日も風の日も、太陽の光を顔に受けて、まるでライオンのたてがみのように黄色い花を咲かせてくれたヒマワリ。
特に肥料を与えたわけでもないのに大きく育つヒマワリは大好きな花のひとつ。ホームセンターで購入しても安くて大量にタネが買えるしね。
そんなヒマワリの花が萎れて垂れ出したので、タネの収穫祭を1人で開催することにしました。真っ昼間からビール片手に( ≧Д≦) ノ
そういえば、ヒマワリの花の裏側って、なんかグロテスクですね(笑)。艶かしくて人間っぽいというか、花というよりも知能を備えた生命体って感じの肉々しさ。
枯れて萎れて水分がだいぶ抜けているけれど、ちょっとでも揺らすと小さな昆虫たちが這い出てくる(汗)。う~ん、どうしよう・・・。
茎をカットして地面にボンボンッ!と軽く叩きつけて虫たちを追い出す。加えて、蚊取り線香を4本ほど大量着火して奥の虫をいぶし出す。
『うへぇ~つД`) 煙たくて死ぬ~!』
ホラー映画のようにワサワサ、うじゃうじゃと這い出てくる虫たちに、私は「ごめんねごめんね~、種とってまた植えるからさ、その時にまたおいで~」と手を振る。
ひまわりの花の種の中に小さくて赤い虫?ダニ?を発見!
丸々と太ったタネを収穫スタート!指で軽く揺するとポロポロとおもしろいように落ちてくる!な、なかなか楽しい!土いじりも楽しいけれど、種取りも楽しいって凄くない!?
たまに奥に隠れていた虫が「うわあ!見付かっちゃった!」と驚いて逃げていくけれど、全然気になりません。それぐらい楽しい。
で、タネが少なくなってきて取り終わる頃、なんか視線の中に赤い物体がチョコマカと動いているのが見えた・・・。
ええと、庭でよく見かけるこの虫も確かに赤い、というかオレンジ色だけれど、いや、コイツじゃない。こいつはこいつで野菜の葉を食べるけれど、今は別に植えてないから見逃す。
ん?いや、なんか手が痒い。なにかが、自分の手を這い回っている感覚。アリ?いや違うようだ。しかし、なにか小さな生き物が私の身体を弄(もてあそ)んでいる!?
目を凝らして見てみると・・・
『((;゚Д゚))ぎゃ~!』
って大げさ(笑)
だけど、初めて見た人ならこんなリアクションするでしょうね。私の手を歩いていたのは、赤いダニ、タカラダニでした(笑)。見た目は気持ち悪いけれど、多分、ただそれだけ。いや、というか小さな虫を食べるなんて、益虫じゃん!
小さい赤い虫のタカラダニ(赤いダニ)!対策と予防・駆除方法まとめ
しかし、これはチャンスとみた私は、急いでセロテープを用意して、そっと押し付けて捕獲に成功したのです。
ぶ、ブレとる・・・。いや、そもそもデジカメの性能が低いからマクロ撮影も頑張ってこんな感じにしか仕上がらん(笑)
お!ピントが合って撮影がまくいった(笑)。うん、見た目はダニそのまんま(笑)。足をウニョウニョと懸命に動かしている様子は慣れない方には刺激が強いかもね。
一応、動画撮影も挑戦してみたのですが、あまりにもピントが合わずにボケまくっていたので断念。にしても、ここまでマジマジとタカラダニを観察したのは私も初めてです。
背景を青色にしても一緒ですね。さながらタカラダニの写真撮影会です。
もうこれ以上のマクロ撮影を続けるだけ無駄だと判断して撮影会の終了です。あとは、画像編集ソフトで工夫するしかない。
ということで、ズームしてみたけれど、カメラの低機能はやはり・・・。次は高くてもいいから高機能カメラを買おう・・・。
う~ん、こうしてみると布団や畳に潜むダニと変わらんね(笑)。しかし、私からすると人間を刺したり咬んだりしないならば、益虫です。
見た目が悪くても益虫です。というか、名前も変えてしまえ!いっそのこと赤いダニからレッドダイヤモンドはどうだ!?
お、この写真はまだ見やすい。ふむふむ、写真では分からないだ、この長い足をモニョモニョと動かす様子はたしかに、見た目だけでも害虫と呼ばれても仕方ないかな(笑)。