当記事のタイトルを読んで、
『ふ(失笑)、このブログの管理人、また馬鹿なことを書いてるよ、完全にイカレチャッてるね(笑)』
と感じた画面の前のあなた、相当ゴキブリがお嫌いですね(笑)。
でも、この広い世の中には私と同じようなことを考えている人も存在しているんです。
今回、とある絵本を読んでそう思いました。それは、ゴキブリちゃん (ART BOX GALLERYシリーズ)という子供向けの絵本。
表紙の可愛らしいゴキブリ君は主人公。このゴキブリが自分たちを忌み嫌う人間たちと仲良くなろうと必死に努力を重ねて生きる物語。
どうでしょうか、興味が湧いてきますよね?「嫌よ嫌よも好きのうち」というじゃないですか、ね。
絵本の内容ページ数は少ないですが、Amazonのレビューを見ると感動する方もいるようですよ。私は個人的にAmazonレビューをあまり信用してませんが(笑)。
ゴキブリちゃんを読み終えた後、私はそっと本を閉じて、目を瞑り、妄想ワールドへ出発しました。
- ゴキブリが清潔でいい香りのする昆虫だったら
- ゴキブリがうっとりするような音楽を奏でたら
- ゴキブリが真っ黒じゃなくて金色や銀色ならば
多分、今のような姿を現しただけで鬼の形相で人間に追いかけられるようなこともなかったはず。というかそんな虫、ゴキブリじゃないよ!って思いますけどね(笑)。
でも、想像してみるだけでゴキブリは毎日が戦場のような環境で生きているんだなって感じました。当然、敵は私たち人間なんですけどね。
ほし、絵本の中のようにゴキブリが変身したとしたら、私は当ブログを閉鎖、または更新を中止しなければなりません。だって、ゴキブリと人間が親友になるなんて・・・夢物語、理想郷、ファンタジーワールド・・・。
追記:ここで告白します。私が以前、こんなゴキブリは嫌だ!と妄想していた内容を・・・。
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- ハエ並みに飛行が上手になったゴキブリ
- 人間のように会話・意思疎通をするゴキブリ
- ドブネズミ並にサイズがデカくなったら
- カミキリムシ並みの大アゴを備えたら
- スズメバチのような毒針を持ったゴキブリ
うん、こんな考え方をしていてはそりゃゴキブリと仲良くなんてなれませんね・・・。
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で、この2,3日、絵本ゴキブリちゃんを読んで空想・妄想にふけっていました。もし、ゴキブリが人間と仲良くなるにはどうすればいいんだろうか。
ゴキブリが歩み寄るか、または人間のほうが歩み寄るか・・・。いや、これは両方が歩み寄らなければ達成できないのではないだろうか・・・。
せめて、ゴキブリの新しい可能性を見いだせれば。
例えば、
ゴキブリの身体の中に、人間のガン細胞をやっつける成分が秘められている、
とか、
ゴキブリ漢方薬が認知症・痴呆の進行を食い止めるとか・・・。
私の妄想は、夜を徹して続いたのです・・・ Zzz(_ _)。
清潔で可憐な美声を持ったゴキブリはお好きですか?
私は、本を読む時、映画を観る時、作者の込めたメッセージを読み取るように意識します。
当然、ゴキブリちゃんにも作者から読者への伝えたいメッセージが込められているはず。
お父さん、お母さんが子供へ読み聞かせする際も、その心構えで読んでみると、親子の両方が面白く読める、かもしれません。誤ったメッセージでない限りは・・・。
おおおつД`)・゚これはストレートな表現で子供心にもグサッ!と突き刺さるかもしれません。
とくに、イジメの現場を体験したことがある子どもなら、低学年でもビクッ!となるかも(汗)。
しかし、この本の中では率直なメッセージがズバズバっ!と載せられています。
自分があまりにも嫌われてることにショックで傷つき、涙を流して悲しむゴキブリ。現実のゴキブリに感情なんてあるはずないだろ!というツッコミを入れる方、そう言っちゃあお終いよ。
私が考える絵本の醍醐味は感情移入ですよ、ゴキブリを擬人化したことでその意図が込められていると思うんです。思わず手を握りしめて頑張れ!と応援してしまう。
この感情は人間同士でもきっと役に立つと思うんですよね。ま、その感情を悪い方向で使ったりするゴキブリみたいな人間もいるんですがね、あれ、なんか自分おかしな書き方してるなぁ(笑)。
ちょっとだけアンパンマンの悪役キャラ:バイキンマンに似ているこのゴキブリたち、しかし彼らも懸命に生きる地球上の生き物である。
さて、彼らが奮起して自分たちの状況・立場をひっくり返してやろう!と一致団結して努力する様子が本の中で描かれています。
自分たちとは違って人間たちに好かれるコオロギやキリギリス。そう、素敵な歌・音を奏でるからです。耳を澄まして聴いてるとうっとりするあの音色、羨ましい。
もしその時、ゴキブリたちが諦めていたら、人間から嫌われたままで生きていかなくてはなりません。しかし、違いました。
ゴキブリたちは自分たちも努力して人間に好かれよう、と考えます。そして、昆虫界の音楽講師に練習をお願いするのです。
写真は、最後のページです。
『そして、人間とゴキブリとは仲良し家族になったんです。』
ギャーー(ノ)ºДº(ヾ)ー!という悲鳴を上げた人、たくさんいると思います(笑)。
『ゴキブリとなんか仲良くなれるわけねえじゃないか(怒)!』
と。
ま、あくまでこれは絵本ですからね。大人も読める絵本だと思いますが、メインターゲットの対象は子どもたちだと思います。多分、作者は目標に向かって努力するメッセージを込めたと思うんです。
たとえ嫌われているゴキブリでも、目標に向かって頑張ることで未来は変えられるんだ、逆に、なにもしないと未来は変わらないよ、そう伝えたかったんだと思います。
え?もし作者の意図が違っていたら?そりゃそういうこともあるでしょう。というか、読み手ごとにメッセージを解釈して自分なりに取り込めばいいと思います(笑)。ま何事もポジティブに考えればいいんだと思いますよ(笑)。
とりあえず、人間側からできるゴキブリとの友好関係は、今日からでもいいのでゴキブリを見たら笑顔になろう、そして両手・両腕を広げて『こっちおいで!』と受け入れてみるというのはどうでしょうか。
いまこの文章を読んでいるあなたの背後で、息を潜めて隠れているゴキブリが、あなたと仲良くなりたくてジッと機会を伺っているかもしれませんよ・・・。