さて、前回の深夜に勃発した急遽、開催されることが決定し敢行された
昆虫界のドリームマッチ「カマキリ対ゴキブリ」
ですが、予想外の展開を迎えて私(人間)もオロオロするばかり・・・。
多分、肉食だから昼行性だよね?のカマキリが就寝中に無理やり起こされて状況を把握できないままでの開催となってしまった・・・。
対照的に夜行性で環境的にはバッチリのワモンゴキブリを投入しての闘い、しかし、なんと両者の相性が全くと言っていいほど噛み合わずグダグダ状態に・・・(汗)。
というか戦意喪失の涙目状態で助けを求めるカマキリがあまりにも哀れすぎて私まで泣けてきそう・・・(泣)。
まぁアシダカグモの件でも証明されたように昆虫界では身体のサイズが勝敗を大きく左右するので仕方ないか。
で、当のカマキリはといいますと、
「ひぃ~、ゴキブリ怖いよ( TДT)助けてぇ!」
頭をキョロキョロと動かしながら、虫カゴの屋根をウロウロと歩き回り、突然に訪れた目の前の事態を飲み込めないカマキリ。
明らかに動揺している・・・。
そりゃそうだ、人間だって突然、目の前にゴキブリが現れたらパニックを起こすさ(笑)。
しかし、同じ昆虫のカマキリでも一緒なんだな(笑)。ゴキブリは昆虫界でも異質の存在(笑)。
「え!?えぇ?あれって噂に聞いてた家屋害虫の王様ワモンゴキブリじゃね!?いやまじ気持ちワリィ(汗)焦げ茶色の全身がヌメっとテカってるし!?」
「なんか上の方が騒がしいゴキ。それにしても食い物を探してたら突然にドつかれてネバネバ牢屋に入れられたと思ったら剥がされてからの今って状態なんだがどういうこと!?今日は忙しい一日になりそうだゴキ。つうかここはどこ?」
事態を把握できていないのは両者ともに一緒で条件はまだ無傷のカマキリなわけで互角ということにしておきましょう。
ゴキブリを異常に怖がるカマキリに親近感が湧いた!
『ぐぇ(´゚д゚`)ぇぇ!ご、ゴキブリじゃあ~!怖えよぉ!不気味だよぉ!』
私が今までに見たこともないほどの大パニックに陥っている様子のカマキリ。
ワモンゴキブリの一挙手一投足に反応して警戒しまくりで、触覚の動きさえも目で追いかけている・・・。
一方でゴキブリはというと・・・
『ちっくしょ~!やっとネバネバ地獄から脱出!?いや逃してもらえたと喜んだら訳分からん場所に幽閉されちゃって笑えてくるぜ(汗)。つうか上がやけに騒がしいな』
自分の運命を悟ったかのような落ち着いた様子のワモンゴキブリ。
全くと言っていいほどカマキリを相手にしていません。
大人サイズのカマキリだったら獲物にされていたでしょうけれど・・・。
『にしてもハラ減ったぜ・・・。何か落ちてないかなぁウロウロ、クンクン・・・。ん!?なんか懐かしい匂いもするぜ、昔の母ちゃん?いや卵の中の香りが・・・。』
『自分がもう少し大きくなれば倒せるんだけどな、今じゃ絶対に敵わないよ・・。逆に食べられちゃうキリ~(泣)』
『うぅ、チラチラ、キョロキョロ、ビクビク・・・(汗)』
『ちょ、ちょちょ(;゚Д゚)動いたよ、歩いたよ、へ!?羽が開いて、飛ぶの?止めて?こっちこないでギャ~!!!』
羽を広げて脱出を試みるワモンゴキブリ
『ったくギャーギャーうるせえ虫だな(怒)!こっちはちょっと傷んだ羽の調子を確かめる最中でよいしょっと』
『ん、よし羽は大丈夫だ!あとは空腹を満たして逃げる準備を整えるだけだ!あ、だけゴキ!』
『ゴキブリは身だしなみも大事ゴキ!前脚をキレイキレイ、触覚もキレイキレイ!どお!?ゴキブリはキレイ好きでオシャレな昆虫ゴキ?』
『ウゲェ~!ちょっとちょっとぉ(怒)!あいつこんな状況でよくもまぁグルーミングなんてする余裕があんのか!?ってか人間よ!早くここから出してくれよ(泣)!』
『わ!?ちょちょ、こっち来んなよ!シッ!シッ!あっち行け!カマで襲っちゃうぞ!』
『んん!?頭上に生きものの気配が・・・』
『∑(´゚Д`;ノ)ノうひゃあこっち見てる!?目を合わせるな逃げろ逃げろ~!』
『びえ~ん(泣)!あいつと同居なんてもうイヤ!お願いだからここから出して!ねえ、警戒も威嚇も解くからさ!ね?いいでしょ?お願いキリ~!!』
という私の創作吹き替えなんですが、どうでしょうか意外と写真からにじみ出る昆虫の言語を上手く表現できていると思うのですが。
期待していたのは、例え自分よりも身体のサイズが大きい相手でも鋭利なトゲを備えたカマで捕らえて捕食する獰猛なカマキリ!を想像していたのですが、ワモンゴキブリに対してはカマキリもビビりまくりの怯えまくりで触覚の動きにさえビクッ!と反応する様子がまた滑稽!?というか可愛らしいです(笑)。