ゴキブリをお墓で弔い訓示を述べる|ペット葬祭・葬儀は敷地の自作霊園で供養することで成仏する

ペットにしたワモンゴキブリの成虫

ペットにしたワモンゴキブリの成虫

先日、虫取り網で捕獲したワモンゴキブリの成虫が、天に召されました・・・(/_;)。

私の手荒な網扱いで大事な触覚の片方を失い、意気消沈していた姿がとても痛々しかった・・・。

狭い昆虫飼育箱の中を歩きまわることもなく、俯いたままでジッと動かない・・・。

覚悟を決めたかのような表情を浮かべ、段ボールで作ってあげたトンネルにヒッソリと佇み、それから数日後に屍と化してしまった・・・。

たった数日の付き合いではあったけれど、アディオス、ありがとう、感謝の言葉しかないよ。

不死身と称されるゴキブリも水分を取らないだけであっという間に死んでしまうんだという事実を知ることができました。

昆虫飼育箱のゴキブリの巣

昆虫飼育箱のゴキブリの巣

問題となった!?DAISOの飼育容器。完璧と思われた巣箱だったが、私の脇の甘さが致命的な結果を招いてしまったんです・・・。

悔やんでも仕方ないですが、もっとキッチリと事を進めればよかった・・・。

容器とフタの隙間

容器とフタの隙間

というのも、寄せ集めの容器とフタで即席で作った巣箱なもんで、容器とフタのサイズが合っておらず隙間が生じていた・・・。

せっかく2匹の成虫ゴキブリを捕獲したのに、元気な1匹の脱出を許してしまった。

そして、触覚を欠いたほうの1匹も天寿を全うすることに加担してしまった・・・。

ダンボール箱の中に置いていた巣箱。その巣箱からなんとか這い上がり、しかし、ダンボールの壁をよじ登れなかったんであろう、力尽き果てていた・・・。

これから名前を付けてやろうと考えていた矢先の突然の出来事、いや、事故。

私は敬意を表して土に埋めて弔うことにしました。

ただし、ペット葬祭なんていいものじゃありません。我が家の敷地内で質素な供養をする程度です。

死ぬとひっくり返って裏返るゴキブリの謎を残したまま

ひっくり返り死後硬直したワモンゴキブリ

ひっくり返り死後硬直したワモンゴキブリ

さあ、彼(多分)・彼女の遺影です。ゴキブリなどの甲虫は死ぬ時はひっくり返って背中を下に、腹を天に向けて死ぬことが多いですよね。彼も例外ではありませんでした。亡骸に手を合わせてご臨終の儀式です。

なぜ、ひっくり返るのか。死んだからひっくり返るのか、ひっくり返ったから死んだのか鶏が先か、卵が先かみたいな禅問答になりそうなので、後日、記事を書きたいと思いますが、今は哀しみでそれどころじゃありません・・・(/_;)。

割り箸でゴキブリの亡骸を摘む

割り箸でゴキブリの亡骸を摘む

遺骨を丁寧に扱うように、ゴキブリの亡骸も丁寧に取り扱います。死んで水分が抜けたからなのか、気持ち小さく感じる。生きていた頃のイキイキとした黒光り感、ヌメリ感が欠けた死骸にはアリさえも群がらなかった・・・。

敷地内の庭の隅っこに掘った墓穴

敷地内の庭の隅っこに掘った墓穴

敷地内の庭の隅っこに掘った穴。亡骸を埋めるために掘ったこういう穴を墓穴と呼ぶのでしょうか。恐らく、数日もすればミミズなどの栄養になり土に還ることでしょう。

土にゴキブリを埋める様子

土にゴキブリを埋める様子

カラスの鳴き声が響く曇り空の下、そっとゴキブリを弔う。だ、誰も自分を見てないよね、とキョロキョロ振り返り確認してしまう・・・(汗)。ゴキブリを土葬する家族なんて人に知られたくないですよね(笑)。

土の中のゴキブリ

土の中のゴキブリ

最後のお別れは「ありがとう」でした。常に感謝が私のモットー。

土を埋めた様子

土を埋めた様子

土を戻してゴキブリのお墓の完成です。今後も、協力してもらったゴキブリ君たちには、このような形式で供養をしたいと思います。ただ、殺風景なもんだから寂しく感じてしまう・・・。

墓の上に供えた花

墓の上に供えた花

殺風景なお葬式なんて嫌いだから、花を供えてみました。ペットの冠婚葬祭ってこんな感じで行われるんでしょうか・・・。