
ひっくり返りジタバタするチャバネゴキブリ
家の中で数年ぶりにチャバネゴキブリに遭遇した。昨晩のことである。部屋の照明を落とし、明るいのは点けていたテレビだけ。いつ寝落ちしてもいいように準備万端。つまらないテレビ番組しかやってないので映画DVDを再生してみた。
観ていた映画のタイトルは、ゴーンガール。監督のデヴィット・フィンチャーは天才だ!独特の暗い映像の中でリズムよく進む展開に、布団をかぶりビビりながら集中していると、
ん!?Σ(・∀・;)
テレビの明かりと温かさにチャバネゴキブリが出現した・・・
テレビ画面にチョコマカ動く小さな黒い影が映ってる。これも映画の演出なのか?粋なことしてくれるよなぁデヴィットも。そして、内容よりも影が気になって見ていると・・・あれ!?これシーンが変わっても、そのまま・・・。
ゴキブリ(´゚д゚`)!
ファック(*゚д゚*)
素早く起き上がり、じゃなくて、そろ~り、そろ~り、のっそりと、ゆっくりと布団から這い出し、壁に掛けてあるハエ叩きに手を伸ばす・・・。部屋の壁には、不気味に映し出される自分の影・・・。
奴はまだ画面に張り付いている。どうやらチャバネゴキブリという種は映画も観るらしい・・・。アーティスト気質も持ち合わせてるらしい。残念ながらバッテリーの充電中だったためデジカメでの撮影は出来なかった。
そして、
ハエ叩きを握りしめ忍者のようにコッソリと近寄り、一気に振り下ろす!
バチコ━(゚Д゚)━ン!
プギャー!という悲鳴を上げたかは定かではないが、ヒューッと床に落ちていく小さな影・・・。そして、照明を点けて生存を確認。うむ、しっかりと息の根を止めてある。私はもう映画には目もくれず、目の前の敵だけを捉えていた・・・。

息絶えたチャバネゴキブリ
ハエ叩きの死骸処理用のハサミで摘み上げてみると微妙に息をして生きているのが確認できた。チャバネゴキブリを発見するのは、いつも自動車の中が多かったので屋内で見かけるなんて数年ぶりだ。まじまじと観察してしまう・・・。
そうだ、記念に写真を撮ろう。どうせなら格好良く撮ってあげよう。よくみると可愛い顔してるし。※ワモンゴキブリと比べるとね。

ライトで影が伸びる様子
暗闇に浮かび上がるチャバネゴキブリを演出した照明の下で撮影してみると幻想的な仕上がりになりました。

微動だにしないチャバネゴキブリ
触覚が体長の倍以上もある。サイズは1.5センチ程。※触覚は含めず。色は薄い茶色で、う~んそうだな、食べ物で例えると、、、ってやめときます(笑)。

ライトで影が伸びる様子
ひっくり返してみると足をバタバタさせて生き返った!?しかし、再び歩き出すまでの元気は失われているようです。意外と可愛いかおしてるよね。

ライトで影が伸びる様子
照明の角度を変えると影が伸びてアート・芸術っぽい雰囲気が浮かび上がる。これが、ゴキブリアートだ(゚д゚)!

生死をさまようチャバネゴキブリ
足のトゲトゲも、ワモンゴキブリと似ている点も多いが、やはりサイズが小さいというだけで威圧感も全然違ってきますね。

微妙に足が震えるゴキブリ
愛嬌のある顔ですが、やはりゴキブリはゴキブリ。撮影終了後は、真夜中の庭に出て土に埋めてあげましたとさ。