
クモバチ科のツマアカクモバチ
なんとなんと、最強の益虫だと考えていた軍曹ことアシダカグモに天敵が存在したとは知りませんでした(笑)。今回はその虫に出会った話です。
つい先日、晴れた日のことでした。
こんな気持ちのいい朝は外へ散歩に出掛けよう!
テクテクと歩いていると、

大きな蚊(ガガンボ)
通りがかった道の草に大きなガガンボを発見!
思わず手にとって観察、撮影しようとしたら逃げられました(笑)

大きな蚊(ガガンボ)
その他にもチョウチョや毛虫、バッタやトカゲ、写真は撮っていませんが良い天気の日には昆虫たちも活発に動くのでしょうか。
十数分ほどの散歩を終え、帰宅して部屋に入ったときでした。
机の上にアリグモを発見!
すぐに撮影会がスタート(笑)

アリグモ
動きが素早いのでピントが合わない(;´∀`)
アリグモを放してすぐのことでした。
頭上からふわ~っと何かが落ちてきました。

アシダカグモが脱皮した後の抜け殻
ギャッヽ(゚Д゚;)ノ!
と悲鳴を上げたのはココだけの話(笑)
なんと、アシダカグモが脱皮した後の抜け殻だったのです!
ふぅ( ´ゝ`)=3、驚かすなよぉもぉ~(笑)
またまた撮影会がスタート(笑)

アシダカグモが脱皮した後の抜け殻
神々しいほど美しい殻、

アシダカグモが脱皮した後の抜け殻
毛の一本一本が美しく、

アシダカグモが脱皮した後の抜け殻
見とれていると、
「ん?なにか視線を感じる・・・」
見上げると
ギャッ!
最強の益虫アシダカグモにも天敵が!?ツマアカクモバチはてきて
こんどはホンモノヽ(゚Д゚;)ノ!

壁を歩くアシダカグモ
なんと殻を観察する私を観察するアシダカグモが(笑)!
あれ?ちょっと様子が変だぞ、ゆっくりと近づいてみると

壁を歩くアシダカグモ
脚が2本欠けたアシダカグモだったのです!
このときの私の疑問↓
(アシダカグモが脚を失うほどの激闘を繰り広げる相手なんているんだろうか?)
とにかく、最近家の中で見かけることが多くなりました、ということは、ゴキブリが出現する時期になったということですね(笑)

アシダカグモ
このアシダカグモの視線、私に向けていたと思っていたら、どうも違うようで、その瞬間、背後からブーンッという羽音が聞こえてきて、黒い物体が目の前を横切ったのです∑(ι´Дン)ノうおっ!その物体は部屋の中を周回していたので急いで虫取り網で捕獲!

ツマアカクモバチ
身体は黒く、腹部・お尻の部分が赤い(オレンジ色)をした私が初めて見る生き物でした。
検索してみると、ツマアカクモバチという名前だと判明、さらに、なんとアシダカグモを捕食する蜂というではないですか∑(ι´Дン)ノ!
アシダカグモを狩るって、とんでもない狩りの名手・ハンターじゃないですか(;´゚д゚`)!?
※ヒトが刺されたという記事もありますが、毒は強くないそうです。また、大人しいので誤って踏んだり掴まえたりしなければ刺さないと。ええ、実際に私の目の前で寛いでます(笑)

ツマアカクモバチ
スズメバチやアシナガバチのように人間を襲ってくる気配もないので手の上で観察してみることに。

アニメGIF 触覚を手入れするハチ
のんきに触覚をお手入れ(笑)
仕草がカワイイですね

ツマアカクモバチ
凶暴ではない、攻撃性もないハチなので駆除せず放したほうがいい、けれど、ゴキブリを捕食するアシダカグモを狩るという悩ましい、うーんどうしようか、とさっきいたアシダカグモに聞いてみようかと見上げると、すでに去っていました。

ツマアカクモバチ
あ、もしかして失った2本の脚はツマアカクモバチとの激闘が原因だったのでしょうか、害虫ゴキブリを捕らえる益虫アシダカグモ、の天敵であるこの蜂は害虫?益虫?どちらなのでしょうか、敵の敵は味方だとしたら、ゴキブリのボディガードという見方もできるのでしょうか、あぁ悩ましい、どうしよう、放すべきか駆除したほうがいいのか、困ったぞ(-ω-;)うーんうーん、あれ?・・・ツマアカクモバチもいなくなっていました。。。
みなさん、お尻がオレンジ色で黒いハチはヒトを刺すことがありますが危険ではなく、またゴキブリを食べるアシダカグモを狩る生き物です。