私の愛読書であるスポーツ新聞、プロ野球は読売ジャイアンツの巨人が勝つと晩酌ビールが美味しくなるので不思議(笑)。
お酒を片手に、ほろ酔い気分であーだこーだ言いながらテレビ観戦する野球の面白さ、あ、痩せられない理由はまさか、以降ご想像にお任せします。
さて、最近なかなか勝てない巨人。
応援していても、5,6回の時点で3,4点差がついていたら不甲斐なさと怒りでテレビを消してしまうのは私だけじゃないはず。
巨人の試合を観戦するための目的で契約したBS放送・スカパー日テレG+(ジータス)なのに、なんで勝てないんだコンニャローと拳を振り回す(笑)。
何かが、彼らには何かが足りないんじゃないか(お前が言うな)。
そんな疑問を抱いて二日酔いで開いたスポーツ新聞の見出しに驚愕した朝のこと。
え(;´゚д゚`)!
”美誠は「ゴキブリ」進化”!?
ってなんじゃこりゃー!
私、スポーツ全般が好きなもので、卓球もにわかファン(笑)。
そんな私が目ん玉が飛び出るほど驚いたスポーツ新聞の見出し”美誠は「ゴキブリ」進化”!?
日刊スポーツさん、なんちゅう見出しを付けるんですかぁ(怒)!
あんなにもキュートな卓球選手をよりによってゴキブリに例えるなんて無礼千万!
昨晩の巨人の敗戦で機嫌の悪い私に追い打ちをかけるような見出し、ゆ、許さんぞ!
※たしか、読者にパッと訴求できる見出しを考えるのは地位の高い人だとか。つまり私はその策略にまんまとハマったわけなんです。まさに戦略家ですなぁ。
ゴキブリは時にしぶとさが賞賛!?の表現に例えられる害虫
しかし、冷静に考えてみると。
こんな見出しを付けたら絶対にファンが怒るはず、というか本人が傷付くはず。
私は呼吸を整え怒りを沈め、落ち着いて記事を読むことにしたのです。
ふむふむ、なるほど、へえ~そうだったんだ。
大好きな選手が害虫のゴキブリに例えられたら憤慨するのは当然です。
実は、スポーツ選手にはゴキブリでさえも参考になる探究心が必要なんだということでは(と私は解釈)。
この見出しコメント、卓球女子日本代表の伊藤美誠(いとうみま)選手の母親である美乃さんの言葉。
小柄な美誠さんが世界と戦うため、海外を転戦する上での体力、そして思春期で不安になりがちな精神面、そのサポートに頭を巡らせた。
そんな時、美誠の進化にイメージを重ねたのは、何とゴキブリだった。
「ゴキブリの生命力ってすごいじゃないですか。気になったので専門家に聞きに行ったり、調べたりしたんですよ。ゴキブリのサプリメントはなかったですけれど・・・」。
生態を学び、かつては大きな種もいたが、小さく種を変えたことも知った。知恵も環境適応能力も優れている。小柄な美誠のために、ゴキブリを参考にした。
・・・
「ゴキブリも渡り鳥も常に精いっぱいではないんです。省エネ卓球もありかなと。美誠の体形も小さいですし、しんどければ動かなければいい。いざという時だけ速く動くのも、ゴキブリのようなセンスかな」
日刊スポーツ 2016年(平成28年)6月10日 金曜日の記事より
ゴキブリ、めっちゃ褒められてる!?
(かなり失礼ですが、)スポーツ選手が海外の強豪国・選手と戦う際に足りない何か、私個人が考えうるにゴキブリのような粘り強さ、踏まれても踏まれても這い上がる生命力ではないか、記事を読み終えて腑に落ちた瞬間でした。
名前を聞くだけで気分を害する人がいる一方で、古代から地球に生き続ける脅威の昆虫に成長のヒントを得ようと模索する人もいるんです。
気持ち悪い!臭い!汚い!
他にもたくさんある、ありとあらゆる罵詈雑言をたった一言で表現する時に出てくるのが、
”ゴキブリ野郎!”
そんな、圧倒的な悪の存在のゴキブリになってでも(これも比喩ね)勝負に勝ちたい、現状から這い上がりたいと願うスポーツ選手の逞しさを、私はゴキブリに教えられたような気がします。
『ふっ( ´_ゝ`)、ゴキブリよ、お前らはお前らで役に立ってんだな、そろそろ親友と認めてもいい時期かな』
ゴキブリに対する印象に変化が訪れる時期がとうとうやってきたのか、そう感じだしたのですが、数日後、同じ紙面上で正反対の表現が日本を揺るがすことになるとは・・・。
蔑まれる非難の比喩にも使われる悲しき昆虫ゴキブリ悲哀
舛添要一さん、東京都知事を続投!?辞任!?と日本列島を激震させたニュース記事。
え?まさか舛添さんが!?
って注目するのはそこじゃなーい(怒)!
その下、もうちょい下!
え(;´゚д゚`)「 ゴキブリはしぶとい 」!?
何を今更わかりきったことを書いているんでしょうか、と思いましたか?違いますよ、この記事は舛添さんの記事なんです。
自民都議がこき下ろし「ゴキブリはしぶとい」
都議会自民党の宇田川聡史幹事長は休憩中の午後9時ごろ、9月まで続投したいという意向を示した舛添氏への対応について「交渉中です」とだけ答えた。午後6時以降、理事会が休憩となり、長期戦の様相を呈すと、ある自民党都議は「ワケ分からないよ」と語り、党内の対応もちぐはぐになっている様子をうかがわせた。別の議員からは「ゴキブリはしぶとい」と、都知事をこき下ろす発言も聞かれた。
日刊スポーツhttps://www.nikkansports.com/general/news/1663362.html
ゴキブリ、めっちゃ貶される!?
なんと!今度は全く逆の表現・比喩にゴキブリが使われているじゃありませんか!?
いえ、私は舛添さんの政治家としての資質に言いたことがあるわけでもなく、自民都議の発言に対しても意見はありません。※つまり東京都民ではないということ。
私が注目するのは、
こんな両極端な印象で、賞賛(ちょっと違う?)と非難、両方で引用される生き物って地球上でゴキブリぐらいなんじゃないの?
と一人で興奮しているわけなんです。
一方ではしぶとさを見習い、もう一方ではしぶとさを蔑む、そんな両方を兼ね備えた!?ゴキブリってやっぱり凄えな、と。終わり。
ps.巨人よ、他球団が憎むほど強い巨人よ、戻ってこい!
引用元:日刊スポーツ新聞https://www.nikkansports.com/