我が家では、
ゴキブリ、蚊、蝿(ハエ)という昆虫界の害虫BIG3(ビッグスリー)を差し置いて恐れられている虫
がいる。
それは、ゴマダラカミキリ。
黒光りした硬い甲羅に覆われた体に、青紫色の斑点が目印の昆虫です。
私が子供の頃は、クワガタムシ、カブトムシに次ぐほど大好きな昆虫でした。
しかし、年月が過ぎて大人になると、好虫(「こうちゅう」と読む。※私が勝手に作った造語(笑)です。)が嫌虫(「けんちゅう」と読む。
はい、これも造語(笑)で誰もこんな言葉使わない。)に変わってしまいました。
理由は、これです・・・。
実家の庭の片隅に植えて実がなるまでに育った果樹を食い荒らしてしまう。
枝の樹皮を食べているらしい。ま、食べるだけならまだ許せます。しかし、この後が厄介。
ゴマダラカミキリのメスは交尾後、卵を産むために果樹の根本に大アゴで穴を開けてしまう。
そして中で幼虫が生木を食べて育つ。これが原因で木が枯れてしまうことがある。
実際に我が家ではこれまで何本もゴマダラカミキリの食害被害で果樹を失いました。
なもんで成虫を見付けたら家族総出で駆除を行うほど恐れています(笑)。
で、今朝も新たな成虫を発見。しかも朝っぱらからお盛んだこと(||´ロ`)o=3=3=3
交尾中のゴマダラカミキリは絶対に逃さないよう慎重に捕獲せよ!
さあ、今日もこの時間がやってきた。まず、果樹の下でしゃがんで耳を澄ませる。
心を空にして頭を無にすると・・・。
ゴマダラカミキリの樹皮を噛じる音、歩く音が聞こえてくる。
すると、カリ、カリカリ、微かだが生き物の音、それから気配がする。
立ち上がる音の出処を覗いてみると・・・。
んん( ´Д`)!?
はぁ・・・やっぱりな・・・。
お前等ぁ(怒)!葉っぱに隠れて朝っぱらから何やってんだぁー!
という怒号を、心のなかで浴びせる(笑)。
本当に口に出したら木に向かって怒鳴る変態オジサンですからね(汗)。
そっとカメラを向けてみると、うんうん、ゴマダラカミキリが交尾中です。
この状況の2匹を絶対に逃してはダメなのです。特にメス。メスが卵を産むために木に穴を空けることを阻止しないといけない。
最悪、オスには逃げられてもいいけれどメスはどんな手段を使ってでも捕獲したい!
ということで、私はタオルを手におりゃあー!
と葉が生い茂る中へ突っ込んでいったのです(笑)。
ガササッ!バサバサッ!
と周囲の住民がも驚くような音を上げながら突進して昆虫を捕まえるオッサン・・・。
この姿だけは見られたくないが、果樹を守るためには仕方ない・・・。
うぉっしゃー(嬉)!!!見事に手の中で暴れる存在を感じられるー!
捕獲に成功!
しっかりと2匹、捕まえることができました!
大アゴに咬まれないようにタオルは二重三重にしたほうが安全。
ギーギーッ!と威嚇音を奏でるゴマダラカミキリ。
2匹を同時に掴もうとするも滑るし、片方の手はカメラ持ってるし難しいなぁ。こんな風に、ブログを更新するためのネタ作りも大変なんですよ・・・。カメラも古いし・・・。
もし、当ブログの写真がパクられたら、犯人を捕まえてカミキリムシの大アゴで鼻を噛ませるからね(笑)。あとはゴキブリ団子を丼一杯に食べさせてあげるねキュンキュン(笑)。
堪忍せい!大人しくせい!ブログにお前等の写真を載せて日本全国デビューさせてやるから!ちょっとは静かにせい(怒)!
と、カミキリムシ同士を抱き合わせで持ち上げると、ギョギョギョ((((;゚Д゚))))!!!
なんと、メスがオスの触覚にガブリッ!と噛み付いた!喰らいついた!
イッてぇ!何すんだよぉ超痛えよぉ(泣)!
グァシィ!グァシィ!ん!?なにか悲鳴が聞こえる・・・
超痛ってえ!命同然の触覚に何してくれてんだ(怒)!?
もがき暴れて人間の手から逃げようと必死なゴマダラカミキリ。
しかし、可哀想だからと逃すと時間をかけて育ててきた我が家の果樹がまた枯らされてしまうかもしれないので成仏していただきました。アーメン(笑)。
ちなみに、ゴマダラカミキリに樹皮を喰われた枝先のアップ写真です。で、その先の枝の状態はどうなっているのかというと・・・。
スッカラカンの閑散とした青空が広がっています。
はい、葉が抜け落ちて丸ハゲ状態になってしまいました(泣)。
ゴマダラカミキリの成虫を発見したら確実に仕留めないといけません。
成虫を駆除・忌避する方法は素手で捕殺する以外にはないと私は考えています。
必要な道具は手袋と脚立(はしご)のみ。
さあ、2015年も農家と昆虫の闘いが待っています。