カミキリムシの安全な掴み方(※夏休み昆虫採集に)

今回の記事で私が書きたいこと、伝えたいことは

『カミキリムシの掴み方』

です。捕まえ方、ではなくて掴み方です。

ま、どっちもほぼ一緒ですが(笑)。
(※自分自身も書いたり写真を載せることで改めて気付くことがあります。うん、ブログ日記って凄いです。)

世間は、いや、学生諸君は、夏休みに突入したということで昆虫採集に励んでいると思います。

ゴキブリも昆虫だからゴキブリ採集も昆虫採集のひとつだと思いますが、誰も挑戦しないでしょう(笑)。

なのでゴマダラカミキリ虫を参考に記事を書きたいと思い立ちました。

ラジオ体操の音楽が流れたとある早朝、この毛むくじゃらの私を操る、私の中の小さな私「通称:リトル私(主にヨロコビ)」が私に尋ねました。

『ねえ、もしね、軍手を持っていない時にカミキリムシを見つけた時、どうやって捕まえたら咬まれないの?

今、私の目の前に、ミカンの木の樹皮をガジガジっ!と噛じり食うゴマダラカミキリを発見したのです。

しかし、両手を開いて太陽にかざしてみると、私の手はなんの装備もしていない素手なのです。

この弱っちい手で奴を捕まえたら、あの強靭な大顎で咬まれたりしないか心配なのです。

いつもは軍手を二枚重ねにした防御力バツグンの装備で立ち向かっている相手に、今日に限って無防備な素手・・・。こりゃヤバイかも・・・(汗)。

私の中に芽生えた、そんな弱気な私に対して、強気な私がアドバイスを与えました。

(※昨日、ディズニー映画インサイドヘッドを観て感動して感化され、絶対にブログで真似してやろうと決めていました)

ゴマダラカミキリ虫を捕まえる時は、

触覚を掴むと安全に捕獲

できるんだよ。さあ、やってごらん(^^)。』

さあ!外へ出てカミキリムシを素手で捕まえてみよう!

結果はどうでしょうか、下の写真をご覧ください。

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

※私に触覚を掴まれたゴマダラカミキリが必死にモガイていますが逃げることができない様子です。

梅雨が明けた頃から、再び私たち人間と、奴らカミキリムシとの闘いが幕を開けました。

ミカンの木(柑橘系の果樹)を守るため、そして奴らは子孫を残すため、お互いがそれぞれの理由で生きています。

これぞ弱肉強食の世界。※ゴマダラカミキリを食べることはしません。

もし、当記事を閲覧している方の目の前にゴマダラカミキリが現れたら決して慌てずに、ゆっくりと奴の背後に周り、そ~っと近づいて、

触覚を掴むのです!』

ここが重要なのです。背中を掴んではいけません。ジタバタあがく足で人間の手を徐々にずらし、逃げてしまいます。

『背中を掴むと暴れて逃がしちゃう!』

掴み方掴む位置も重要ですよ。

触覚の生え際、根元部分を掴んだ様子

触覚の生え際、根元部分を掴んだ様子

※フンギャ~!と泣き喚いていそうなほど奴隷状態のゴマダラカミキリ

夏休み、親子で昆虫採集に出かけた際にゴマダラカミキリに遭遇したら、このように触覚を掴んで捕獲してみてください。

ただし、咬まれても責任は持てませんよ。

写真のように、触覚の生え際部分、頭部に近い根元の箇所をムンズっ!とギュッと!掴んでください。

まるで、首もとを捕まえられたネコのように大人しく・・・。

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

※足を激しく動かして暴れるゴマダラカミキリムシの様子。

残像となって映る足が暴れっぷりを物語っていますよね。

はなりませんが(笑)、暴れられても噛まれる危険性は背中を持つよりも低いのです。

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

触覚を掴まれて暴れるゴマダラカミキリ

『(*゚益゚)フンガぁー(怒)!おりゃージタバタッ!ってあれ?あれれ?くっそ~、足が、足が空中を空回りしてひっくり返れねぇー!』

必死で逃げようと身体を捻ってもがくカミキリムシ

必死で逃げようと身体を捻ってもがくカミキリムシ

あと、注意して欲しい箇所があります。写真を見るとわかりますが、ゴマダラカミキリの首にトゲのような突起部分があるんです。ここを掴むと、ま、普通に痛いです(笑)。

首部(頭部と腹部の中間地点)のトゲ

首部(頭部と腹部の中間地点)のトゲ

固い骨格に覆われたゴマダラカミキリの体は滑りやすく、ほら光沢からもスベスベ感が伝わりますよね?背中を掴むと、わしゃわしゃ暴れる足で次第にズレて逃げられてしまいます。

キーキー鳴いて警告音を発するゴマダラカミキリ

キーキー鳴いて警告音を発するゴマダラカミキリ

たとえクルンっ!とひっくり返られても、触覚さえ離さなければ大アゴに噛まれる心配もありません。

この写真の間、ゴマダラカミキリはキーッ!キーッ!キュイキュイ!という警告音・威嚇音を出して私に怒っていました。

足を人間の指に引っ掛けて脱出を図る様子

足を人間の指に引っ掛けて脱出を図る様子

『(*゚益゚)おいコラッ!ワシを無視してなに呑気に解説しとるんじゃボケッ!カミキリムシにとって触覚は命の次に大事な器官じゃ!触るなバカ野郎!掴むなクソッタレ!』

『ヽ(゚┏д┓゚#)ノ・・・プチーン。』

大顎をガシガシ噛んで威嚇するゴマダラカミキリ

大顎をガシガシ噛んで威嚇するゴマダラカミキリ

『ヽ(゚┏д┓゚#)ノはぁ!?なんだとゴルァ!貴様、自分が今どんな立場か分かってんのか?今日から我が家のハサミを捨てて、貴様を昆虫バサミとして奴隷のようにこき使うことだって可能なんだぞゴルぁ!』

『(*゚益゚;)え!?ま、マジでそれだけは勘弁して下さいよぉ(涙)。カミキリムシのプライドが許さないんすよ(鳴き声)・・・。き、切るなら、せめて紙(かみ)じゃなくて髪にしといてぇ。』

コツを掴んだ掴み方のお手本

コツを掴んだ掴み方のお手本

『(゚┏д┓゚)ゴマダラカミキリよ、野生動物であるお前ならわかってるな、天敵に捕まった場合の運命・結末を。俺は非道な男だ。冷酷無比な人間だ。言ってる意味が分かるな?』

『(*゚益゚)むぐぐ・・・。へっ、しょうがねえ。つまり、ワシはお前さんの言っている通りに逝くってことなんだな。短い成虫期間だったが、お前さんが育てた果樹、5つ星だったぜ。』

『(゚┏д┓゚)お前がこの世に生きていたことを一生、忘れないよ。さようなら。』

あ、このゴマダラカミキリ、オスじゃなくてメスだったかも(笑)。どっちでもいいや・・・。