最近の朝の日課は、ゴマダラカミキリによる樹木・果樹の食害点検です。ジョギングでもウォーキングでも早朝勉強でもありません。
朝起きたら、水を飲んで背伸びして、新聞(朝刊)が投函されたポストに手を、伸ばさずに素通りして果樹に直行です。
で、はい、また新しく囓られちゃいましたよ。上の写真のように若すぎず古すぎずの、丁度いい場所をカジカジとお召し上がりになったようでオホホ( ‘д‘。
被害に遭った樹皮の感じから、まだ新しいと分かります。つまり、犯人は近くに潜んでいる。または、現場に舞い戻る、という刑事ドラマで得た知識が役に立ちそう。
立ち位置を変えずに少ししゃがみこんで見上げてみると・・・。
む!?Σ(゚Д゚)発見!
果樹の枝や葉を食害する害虫のゴマダラカミキリムシを探せ!
他の場所を噛じっとる!コラ!
イカンイカン、奴らは人間の感情の起伏まで感じ取るような素振りを見せるもんで、警戒しながら近づかないといけない・・・。
覆い茂った枝をかき分けて、利き手には軍手を二枚重ねに装着して、トラが獲物に襲いかかるように、ゆっくりと近づいていく・・・。
全く気付かない様子のゴマダラカミキリを、まばたきを我慢して絶対に視線を外さない私。もう、逃げられないですよ・・・オホホ(ドラゴンボールのフリーザ風に)。
そして、射程距離まで近づいた所で・・・
おりゃ━(゚A゚;)━!!!
バサバサッ!ベキ、メリ、ガササ、グミュ、スッテンコロリン、と格闘すること数十秒。尻餅をついたりカッコ悪い姿にもなりながら、見事に捕獲成功でございます!
やっぱりゴマダラカミキリの成虫を安全に捕まえるには軍手2枚重ねでわし掴み!がオススメだと私は思います。
で、その後の立て続けに捕獲に成功!容器の中に2匹とも放り込むと・・・。
ご覧のとおり、交尾をせがむオスと逃げるメス・・・。
寿命が短い成虫期間で、なんとか子孫繁栄の行為を成功させないといけないという切羽詰まった状況が写真からもにじみ出ていると思います・・・。
容器を揺すっても離れようとしないオス。
餓死しないように餌となる枝も入れてあげました。
農家さんなら捕獲した時点で首をネジったり踏んづけたりして殺してしまうでしょう。実際、以前の私もそうでした。
背中に乗っている方がオスです。オスのほうが触覚が長いのです。2匹いると分かりやすいですね。
1匹だと短いのか長いのかの判断が難しいので交尾をするつがいだと分かりやすいです。
ゴマダラカミキリといっても無敵・不死身ではないので呼吸用の穴を空けた容器です。
海苔かお菓子か適当な空き容器を使って造りました。絶対に虫かごが必要というわけでもないんです。
さて、今日の帰宅後にもチェックしないといけません。
放っておくと、我が家の果樹に卵を産み付けられ孵化した幼虫が生木を食い荒らし枯れさせてしまうかもしれないからね・・。