とある日の朝、それはまだ朝日も顔を見せない早朝のことでした。
布団を被らずに寝ていたので寒さでブルブルッ!と震えて目が覚めたのです。
ううガクガクブルブル!寒っ!あぁさむい!ちょっとオシッコしたいな、よいしょっと
ガサガサッ!
(ι´Дン)ん?横においたゴミ箱から音がする。私の、人間の動きに反応するような(汗)。
なんだろうか、ゴキブリだろうか・・。とっさに私は枕元においていたカメラの電源を入れ、ハエ叩きを持って身構えた・・・。
ガサガササッ!
(ι´Дン)・・・ヤバイ!音が大きくなってきた・・・奴は中から這い出して人間に襲いかかろうと準備をして牙を研いでいるかもしれない。
もしくはゴミ箱の中(たしかスナック系菓子の袋しかないはず)で食べかすを食べて逃げようとしているのか・・・。
ガササーッ!
∑(ι´Дン)ノひぃ!?
シュバババッ!!!
(;゚;Д;゚;)ギャ~!!!
ゴミ箱の中から飛び出してきた生き物の正体はアシダカグモ!?
アシダカグモじゃん!?
なんと、朝起きて最初に出会ったのが小さめサイズの子どものアシダカグモでした!ゴミ箱の中で何をしていたのかは不明ですが、薄暗い部屋の中で猛スピードで走るアシダカグモはやっぱりビックリしますね(笑)。
とっさに条件反射で!?捕まえてしまいました(笑)。そうか、先日の白い卵から孵った赤ちゃんグモがこんなに大きく成長したのかもしれませんね。うむうむ、こんなに大きくなって嬉しいよ。
まさか人間の食べ残しのお菓子を食べていたなんてことはないと思いますが、ゴキブリを待ち伏せしていたとすると相当な策士ですよね。
あ、そうか糸を張らないアシダカグモは基本、待ち伏せして獲物を捕えるのかもしれませんね。しかし、ゴミ箱とはビックリしましたよ。
体長サイズは6,7センチ程度でしょうか。成人男性の人差し指ぐらいの大きさですね。さて、逃がしてあげようと思った時でした。部屋の中にハエが侵入してきたのです。私は反射神経が人並み以下なのですが、その時に限っては神がかった動きで平手チョップ!ペチンッ!ひゅ~ポトン。
なんと、飛んでいたハエを素手で叩き落としてしまったのです(笑)。そんなアホな!と思った方、私自身がそう思ったのでしょうがないです!で、当然ですよね、飛行能力を失ったハエはアシダカグモへ献上したのですよ!
不穏な気配を察知して身構えるクロバエ、背後からジリジリと忍び寄るアシダカグモ。これまでに感じたことのないような殺気を背中で感じたハエは「猫に睨まれたカエル」のようにじっと動けないでいます。
実際は「蜘蛛に睨まれた蝿」なのですがね。そして、数秒が経過した時でした。うっかりアシダカグモの正面に移動してしまったクロバエが、なんと!?
ガササーッ!
∑(ι´Дン)ノひぃ!?
シュバババッ!!!
(;゚;Д;゚;)ギャ~!!!
YOUTUBE動画:アシダカグモがハエを捕える決定的瞬間!
あっという間にアシダカグモに捕まり身動きが取れない体勢に移行されてしまったのです!これはもう柔道白帯の初心者がオリンピック金メダリストの柔道家に捕まってしまうがのごとく!瞬きを許されないほどの超高速アタックが炸裂!
その後、クロバエは一言も発することが出来ずに徐々に意識が失っていったのです。あぁ、この家に入らなければこんな目には遭わなかったはずなのに。あの人間の頭上を飛ばなければ、今頃は美味しい飯にありついていたかもしれないのに・・・。しかし、これが人生なのだ、あばよ!
これぞ益虫の鑑ですよね、害虫ゴキブリのみならず害虫ハエまで捕まえて食べちゃうなんてホント凄いです。私は方向転換をするべきなのでしょうか。
ゴキブリと親友になる!
という目標を、
アシダカグモと親友になる!
という別の目標へ切り替えるべきなのか・・・(汗)。いえ、冗談ですけどね。
ハエトリグモだけじゃなく、アシダカグモだって蝿・ハエを喰らう!今回、また新たな出会いにより新たな知識を得ることができました。
そして、ハエトリグモは赤ちゃんゴキブリを食べることも実証されているので、もうゴキブリハンターの称号を与えてもよさそうですね。アシダカグモはゴキブリだけじゃなくて蝿(ハエ)も捕食することが証明された、というニュースがYAHOO JAPANのトップページで掲載される日を夢見て・・・。