害虫カミキリムシを捕殺する際には子どもに注意せよ!
柑橘系の果樹の大敵ゴマダラカミキリを捕まえる際に注意しなければいけないことがあります。
これに該当するのは一般的な家庭で捕獲する際の注意事項になるかと思います。大規模な農家の場合は当てはまらないでしょう。
数日前のことでした。
いつものように軍手を二枚重ねにして装着しながらミカンの木を食らうゴマダラカミキリを探していました。
注意深く、念入りに探すと、ほうら、見つけましたよ。しかも交尾中の2匹というラッキーな場面に。
成虫と、その卵・幼虫(この後に産まれてくるからね)も同時に駆除できる一石二鳥なラッキーチャンスです。
ソロリ、ソロリと忍び足で近づき、蛇が獲物を狙うようにゆっくりと手を伸ばし・・・
おりゃあ`Д´)ノノ!
子どもには益虫?大人(農家)には害虫?のゴマダラカミキリムシ
ひえぇ~お助けぇ~!
へへへ、そうはいかねえよ。真っ昼間からオイたしやがって(*´ω`*)。こちとら婚活募集の真っ最中なんだよ、それを人間様を差し置いた舐めたマネしやがって(笑)。
手元に虫カゴがなかったということで、そのまま駆除しようと思った矢先のことでした・・・。
トットコ、トットコるんるんるん
ん!?ドキヾ(。 ̄□ ̄)ツ
あ、オジサン!カミキリムシ捕まえたの?ちょうだい!
え、あ・、うん、ほ、ほらよ(。 ̄□ ̄)ノ・・・。
カミキリムシって昆虫大好きな少年たちにとっては、カブトムシ、クワガタムシの次くらいに人気の虫なんですよ・・・。だから見つかったら横取りされてしまう・・・。
農家の子どもでもない限り、果樹を食い荒らすなんて関係ないからね。見た目がゴツゴツして、そして大アゴが恰好いいらしいです・・・。ま、自分も子供の頃はそうだったんだが。
しかも、子供心に優しさがあって、飽きたら逃しちゃう・・・。これが一番怖い。逃したら果樹がまた食害に遭っちゃう、と懇切丁寧に伝えても、彼らには関係ない(笑)。
私にできることは、カミキリムシが食べない物を、大好物だとウソをついてあげさせること・・・。はい、私は心が汚れきった腐った大人ですよ・・・。
その日、4匹も捕まえたゴマダラカミキリたち。『美味しいよ、いっぱいお食べ』と与えられたミニトマトを蹴っ飛ばしながら必死に逃走を図るも虚しい徒労に終わるのである・・・。
あと、私が付け加えるのは『絶対に逃したり放しちゃダメだよ。カミキリムシはトマトが大好きなんだからね』と言うこと。虫カゴの中で餓死させるしか方法はないのである。
とてつもない勢いでもがくゴマダラカミキリ・・・。
ワッシワッシと脚を動かして出口を探す・・・。
冤罪で刑務所に送られた死刑囚のように、壁を叩いて無実を訴えるようにも見える・・・。
この写真にセリフを付けるとしたら何が最適だろうか・・・。
『コラァ!なに呑気に写真撮っとるんじゃ(怒)!』
コメント
カミキリムシが厄介者なのはわかりますが、子どもに嘘をつくのは問題外です
子どもだって馬鹿じゃないんですから、いかに木が大切かという事やいかにカミキリムシが厄介なのかしっかり語れば分かります
楽しく記事を読んでいたのに残念です
通りすがりさん、とても純粋な方なのですね
残念だけど、でも楽しく読んでいたのですね、またいつでもいらしてください待ってます。
いやいや大丈夫ですよ。
いまどきミニトマトを食べない様子をみて調べない親は居ないでしょうから、命の尊さを理解しているご家庭では昆虫ゼリーを与えると思います。そうでない家庭が一番恐ろしいので、飼えなくなったらオジサンに返しにきてね、で良いかと。
私は田舎へ引っ越ししようと、現在カミキリムシを捕まえるためのコツを検索してここへ辿り着いた者ですが、実は過去にゴマダラを寿命まで面倒みた過去もあります。
面白いですよね、スイカをやると赤い尿をし、飼育ケースの蓋の裏は大根おろしが作れそうなほど噛み刻まれてザリザリにされました。
テッポウムシは怖いけれどカミキリムシは好き、この矛盾をいかにとやせん…