ぷぅ~ん
んぁ(`ω´*)!?
ぷぅ~ん
『・・・』(`ω´*)!?
シュタッ!(無事に着地した様子を擬音で表現してみました。ウルトラマンみたい笑)
トコトコ・・・。(蚊って一応、歩くよね笑)

足に止まり血を吸う蚊
『ミキミキミキ・・・』(`ω´*)!?
私の額に血管が浮き上がる様子で、どれだけ怒りが増幅されているかがお分かりいただけますでしょうか?はい、かな~り怒っています(笑)。
だって、至福の瞬間を迎えようとするウトウト状態を邪魔されたんですからね、当然ですよ。え?誰にって?そりゃ、『蚊』ですよ。
たかが『蚊』ですが、昨今はデング熱を媒介するだの話題じゃないですか。
現代版の戦国時代である日々の仕事をやっとこさ乗り切り、明日への闘いに備えた燃料補給(夕飯・晩飯のこと)を終えて一服し、そして休養をとるため寝床に入る。
すると、暗闇の静寂に聞こえてくる音・・・それが冒頭のシーンです。このイラッ!とする瞬間、全国共通なのではと考えているのですがどうでしょうか(笑)。
「うんしょ、うんしょ、ハァハァ。チッ!(舌打ち。蚊に舌があるかは知らない)なんだよこの人間、やけに毛深いな(汗)、皮膚に到達するまでに無駄なエネルギーを消耗したくないのに。」
しかも、ほぼ間違いなくこのような文句・愚痴を垂れているでしょう。ん!?被害妄想ですと!いえいえ、私には分かるんですよ。
皮膚への着地から、血管の音を聞き分けて吸血する現場を探して管を突き刺すまでの一連の様子をジーっと眺めてみると、分かるんです。
「ぷひぃ~、よっこらしょっと。さて、ここら辺で飯にでも吸っかな。丈夫な赤ちゃん卵を産むために人間の血を横取りさせていただきますよっと(笑)。」
『ジーっと見つめ続ける。・・・。』(`ω´*)
「プシュリ・・。んぐんぐ(体勢を整える様子)、メリメリメリッ!(皮膚の奥深くに突き刺す様子)、チューチュー美味え!やっぱ人間の血、美味え(笑)!」
『・・・。』(`ω´*)
次の瞬間、
スパーンッ!
「デブシッ!・・・コテン・・・。」

手で叩かれて死んだ蚊
昆虫界の吸血鬼(ヴァンパイア)こと蚊(ネッタイシマカ)に血を吸われている箇所に意識を集中し力を込めて筋肉を硬直させる。(※ちょっとでも蚊の口器を抜きにくくするための人間側の抵抗である。)
そして、右手を天高く舞い上げ(※できれば利き手いいよ。成功率が高くなるから。)息を止めておんどりゃあ~!と振り下ろす(笑)!
蚊を殺す時って力加減が難しい。へたに力み過ぎると自分を痛めてしまう諸刃の剣となるからです。自分ならいいけれど、小さい子供に止まった蚊を殺す時ほど力加減が難しいことはない。

死んだ蚊を捕まえた様子
「グギギ・・・わ、私が一体何をやったと言うの?ひ、酷いわ、人間て冷酷非情な生きものだわぁ(泣)!」
『・・・ケッ。』(`ω´*)

微かに羽を動かす蚊
「あぁ、だんだんと意識が薄れていく・・・、そして孤独感だけがクッキリと・・・、これが、、、死、なのね・・・。」
『・・・ペッ。』(`ω´*)
今、私ってかなり冷たい人間だと思われているでしょうね・・・、別に構いませんよ。

吸血された刺し痕が膨らんだ様子
そして、残ったのは私の皮膚の血吸われ痕だけ。これがまた痒いのなんのって。通常、みなさんが蚊に刺された後の対応で定番なのが
そう、テレビCMでもよく見る【第3類医薬品】液体ムヒベビー 40mL。はい、別にこれでもいいんですよ、間違っていない。ただ、天邪鬼(あまのじゃく)の私は納得できなのです。
せっかく作り出した血を吸われたのに、血液を差し出したのに、こんどは金銭を差し出して痒みを止めないといけない・・・、なんかやられっぱなしで面白くない・・・。
だから、私は蚊に刺された跡は、蚊への呪いの儀式という意味で十字を斬ることを自分に課しています。
吸血鬼をやっつけるには十字架が定番だから蚊にも。

蚊に血を吸われてプックリと腫れた刺しあと
はい、私が当記事で一番、言いたいこと
蚊の刺され痕に爪で十字を作る都市伝説、実は吸血鬼が十字架を恐れることが由来?
なんですよね。
蚊に刺された後にプックリと膨らんで痒くなる原因は、蚊が血を吸っている段階で血が固まらないように唾液を注入するそうで、その成分がアレルギー反応を起こして発生するのだとか。
その症状に対して私達は液体ムヒなどの薬で対応するんですが、中には謎めいた対応をする人もいて、まぁ私もその中の一人なんですが(笑)。そう、十文字を斬りつける(笑)!
刺しあとに爪で十字をつけるのは、血を吸う蚊を吸血鬼・パンパイアになぞらえて嫌いな十字架で退治する!?のようなおまじない的な意味合いもあるそうな。
この十字をつける方法。いつどこで始まったのか、とても気になる。また、日本だけじゃなくて外国でも知られているのだろうか。
あとは、バツ印をつけることでちょいと痛みを加えて痒みから意識を移すってことらしいですが、個人的には面白くないからそれじゃダメです(笑)。
まず、一太刀の切れ込みを入れます。
これ、実は男女差や職業によって精度?完成度?に差が出てしまいます。というのも、深爪の人は無理(笑)。

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
綺麗な横一直線の切れ込み。この段階で痒みの8割は感じなくなっています。
ただし、なぜか僅かな罪悪感と背徳感に襲われます。なんなんでしょうか、この気持・・。

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
さらに縦に爪で切れ込みを追加します。初心者の場合、綺麗な十字を作ることが難しいようです。
慣れていないと斜めに入れてしまい、自分自身への失望の嵐に襲われます。これが結構なプレッシャーになります。でも自分を信じてやれば大丈夫!
さて、通常はここで終了なのですが、私は違います。さらに、太刀を加えるのです。
※ここまでくると自傷行為と見られそうですが違いますので。
って、なんと(/´Д`)/!?
腕の刺し痕で十文字を作っていたら、足を蚊に咬まれてしまいました!
この、刺された、咬まれたなどの表現も都道府県で違いがあって調べると面白い。
爪の扱いをマスターすると菊の文様を自由自在に生み出せる

蚊に血を吸われてプックリと腫れた刺しあと
私の剛毛な毛深さをかきわけて見事に吸血に成功した蚊に敬意を評して・・・。

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
横方向にムギューっと爪で爪痕を残します。

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
その上から今度は縦方向にムギューっと爪痕を追加して十文字を創り上げます。
今後は、絵を描いて芸術・アートの域まで高める人も登場することでしょう。

刺し跡の十字にさらに追加
まだ続きます。
今度のは斜め方向に爪痕をムギュギューっと入れます。
ちょっと分かりづらいですが上出来な仕上がりです。

刺し跡の十字にさらに追加
最後に、残った隙間を埋めるように反対の斜め方向に爪を皮膚にめり込ませます。
ほかの爪痕をヘタに刺激しないように、角度を調整しながら押し付けます。
このレベルまで到達するには数々の試練を乗り越えなければならず、まだ日本では私を含めて数名しか存在しないようです。
まるで菊の文様のような仕上がりが作れるようになると、マスターという称号が得られます。
え?誰からって?それは作れるようになったら自然と天から降ってきます(汗)。
菊の文様を入れることで、しつこい痒みから脱却できる

蚊に血を吸われてプックリと腫れた刺しあと
驚いたことに十文字を入れることに集中すると蚊に刺されていることに気付かないようです(笑)。もう片方の足が刺されとった(笑)。
ということで延長戦に突入です!これ、リズムよく十字を入れられるような誰か歌でも作ってもらえないですかね(笑)?

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
ルンルン!爪でひとつの痕を付けてぇ~!

腫れた刺し痕に爪で押し跡をいれる様子
交わるように縦にも爪痕を入れてぇ~!
ほら十文字が出来上がりぃ~!
※ここまでで1番でいいと思います。

刺し跡の十字にさらに追加
ここから2番。さらに爪痕を追加するとぉ!?

刺し跡の十字にさらに追加
ジャジャ~ン!菊の紋用の出来上がりぃ~!
は( ´Д`)!?
気が付くと、私は蚊に刺された痒みを忘れ、リズミカルに踊り、そしていつの間にか刺し跡それ自体が消えていたのです・・・。
恐るべし、蚊 刺し跡十文字の唄・・・。