カイガラムシは寄生虫か!?クマケムシ毛虫に寄生する白い物体はミカンコナカイガラムシか!?

私は今、この瞬間もワナワナワナッ!と怒りで全身が震えているのです!

怒りの原因と矛先は、植えてから丹精込めて世話をして育ててきたパパイア[パパイヤ]に緊急事態が発生したからなんです!

白い悪魔!?ホワイトデビル!?汚れのない純白のイメージカラーである白い衣装を身にまとうてはいるが、あいつは違う。

憎々しい害虫ミカンコナカイガラムシが発生した時の(しかも大量の!)悲壮感というか絶望感は半端じゃありませんでした。

使用済みの掃除用に保管しておいた歯ブラシを使ってこそぎ落とすこと30分。

終わる頃には12月だというのに全身にジンワリと汗が噴き出してくる。しかし、それでもまだ所々には残っている。

これ、全部を駆除しないとまた増えますよね(T_T)?ま、とりあえずは作業を終了です!

((´∀`*))綺麗になったでしょ?

ミカンコナカイガラムシを歯ブラシで落としたパパイアの果実

ミカンコナカイガラムシを歯ブラシで落としたパパイアの果実

生育期・収穫時期で野菜にも果物フルーツにもなるという素晴らしい植物パパイア。ここまで育て上げるのに苦労しました。というのは半分ウソで半分は本当。(※放っておいても実る)

しかし、ここまで大きくなると我が子のように愛しく思えてくるのです。丁寧に丁寧に、優しく手で持って白いカイガラムシをブラッシングして落とした後のパパイアの果実。まるまると肥えて本当に美味しそうです。

と、果実が実った下にとある黒い物体を発見。

あ、黒くて長い毛を持つ毛虫クマケムシ(ヒトリガの幼虫)です。木に登って一休み中なのでしょうか。

パパイア[パパイヤ]の果樹に黒い毛虫を発見

パパイア[パパイヤ]の果樹に黒い毛虫を発見

パパイアに対する害はなさそうなので特に駆除せずに見過ごそうと思ったのですが、なんだか様子がおかしい!?嫌な予感がするのです。

クマケムシを見たことがある人は知っていると思いますが、普段のクマケムシってメチャクチャに動きが素早いです。

クネクネというよりもワシャシャシャシャ!というイメージでズンズンと突き進むスピードは毛虫とは思えません。

そんなクマケムシがなぜか微動だにしないのです。というか時々はムニュッ!と動きはするのですが移動する様子は一切ない。気になって近づいてみると・・・

ヒトリガの幼虫・毛虫クマケムシ

ヒトリガの幼虫・毛虫クマケムシ

んん!?なんだか白い物体が貼り付いているぞ・・・。まま、(;´∀`)まさか・・・ミカンコナカイガラムシじゃないですよね?

カイガラムシが別の昆虫の生き物に寄生するなんて習性・能力は持っていないですよね!?実は寄生虫だった!?なんてことはないですよね?

クマケムシ毛虫に白い寄生虫が!?正体不明の物体はカイガラムシ!?

黒いクマケムシに白いカイガラムシが貼り付いている?

黒いクマケムシに白いカイガラムシが貼り付いている?

それにしても元気が無いクマケムシ。私は幼少の頃、このクマケムシという幼虫・毛虫がジブリアニメ『トトロ』に出てくる”まっくろくろすけ”だと本気で信じていました(笑)。

それにしても生きているのか?と思えるほど動かない。ふーっ!と息を吹きかけても反応が薄い。

かなり弱っている様子?毛並みに反して体調が良くない?というか白いブツブツの物体の正体はなんなの!?

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

カメラのズーム機能で、どんどん近づいてみましょう。さらにカメラのズームをアップさせて撮影してみます。

ん!?ミカンコナカイガラムシではなさそうな・・・。白い毛並みもないし、ツルッとした感触かもしれません。

(;´∀`)それにしてもキモイな・・・(汗)。

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

さらにズーム機能を駆使して近づいてみましょう。んん(;´Д`)!?こ、これは一体全体・・・、クマケムシの身体から噴き出しているというよりは、何かが貼り付いているようにも見えます。

はて、これは・・・一体全体なんなのでしょうか!?クマケムシよ私の問に答えてくれ!おい!人間の話を聞いているのか!?

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

毛の長い幼虫クマケムシがミカンコナカイガラムシに寄生される?

ズーム機能の限界まで近づいてみました・・・。んん!?見れば見るほど奇妙な光景に頭がクラクラしてめまいが・・・。

毛虫に貼り付いた白い物体の正体は一体何だ!?カイガラムシでもない!?未知なる寄生虫なのでしょうか!?

とりあえずインターネットで検索して調べてみることに・・・。カタカタカタッ!しかし、なにもでてこない・・・。

30分後、私が現場に戻ってみると・・・。

クマケムシは消えていました。

まるで宇宙人にさらわれたかのように忽然と、姿を消したのです。

あれは幻だったのか・・・。すると、うなだれてショボクレた私の目に別の物体が姿を現したのです!

ななな、なんとそれは(;´゚д゚`)!?

おゲエ(;゚;Д ゚;)!

おぞましいほどの大群でパパイアに寄生するミカンコナカイガラムシ!

60センチを超える大きな葉の裏に膨大なカイガラムシが寄生

60センチを超える大きな葉の裏に膨大なカイガラムシが寄生

ミカンコナカイガラムシの大群!

60センチを超える大きな葉の裏に膨大なカイガラムシが寄生

60センチを超える大きな葉の裏に膨大なカイガラムシが寄生

(;゚;Д ゚;)おゲエ!ゲロゲロ!気持ち悪!

ななな、なんと!?おびただしい数のミカンコナカイガラムシがパパイアの葉の裏に密集しとる!

気持ち悪さで鳥肌が発生して気分が悪くなるのを堪えながらも、私はハサミを手に取り、葉を切り落として裏返してみると・・・

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

おゲエ(;゚;Д ゚;)!気持ち悪!

そこには、パパイアの葉の裏には・・・私が生まれてからこれまで一度も見たこともない強烈な光景が広がっていたのです!!!!

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

グヘえ(;゚;Д ゚;)!気持ち悪!ゲロゲロ!

この世のものとは思えないほどの不気味さで葉の樹液にたかるミカンコナカイガラムシ!そしてそれら白い害虫を甲斐甲斐しく世話し始めるアリ!クソッタレ!お前ら一体何なんだ!!!フウーッ!と息で威嚇する私!

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

野菜・果実の実がなるパパイアの葉に発生したミカンコナカイガラムシ

おゲエ(;゚;Д ゚;)!気持ち悪!

逃げては戻り、散っては集まるアリ共よ!なぜにミカンコナカイガラムシを守るのだ!

ミカンコナカイガラムシの世話をして共生する蟻(アリ)

ミカンコナカイガラムシの世話をして共生する蟻(アリ)

おゲエ(;゚;Д ゚;)!気持ち悪!

怒りが頂点に達した私は、禁断の奥義を使うことを決心しました。台所に戻り、ヤカンで水に火をかけてジッと炎を見つめたのです。両手を合わせて唱えたのです!

『灼熱の神の雨よ!

今ここに降臨せよ!』

私の叫びに呼応するかのようにヤカンがピーッ!と鳴り召喚の終了を知らせたのです。

一礼をしてヤカンを手に取り、ミカンコナカイガラムシが我が物顔で繁殖する現場へと足早に向かったのです。

そして、私は一切の躊躇なく・・・

熱湯の雨じゃ!ドバドバドバッ!

沸騰させた熱湯で駆除する様子

沸騰させた熱湯で駆除する様子

グギャ~(((;゚;Д;゚;)))あぢいよぉ!

生臭い臭いがムワワワッ!と広がり辺り一面が一気に生臭くなっている!

数えきれないほどのミカンコナカイガラムシを一網打尽にしてくれるわっ!ドバドバドバッ!

そして・・・闘いはひとつの区切りを迎えたのです。

熱湯で煮沸殺虫したカイガラムシとアリ

熱湯で煮沸殺虫したカイガラムシとアリ

熱湯を浴びたミカンコナカイガラムシは白黄色くなってしまうのですね。

ん!?この姿、クマケムシに寄生していた物体に酷似しているではないか!?

まさか、パパイアの樹液に満足できなかった肉食系のミカンコナカイガラムシが突然変異で発生して幼虫に噛みつき喰らいついたのでしょうか・・・

謎は深まるばかりです。では、今日はこの辺で失礼致します。

コメント

  1. KOH より:

    コマユバチの仲間じゃないでしょうか。
    おなかいっぱい食べたら、表面に出てきてサナギになります。

    • ゴキブリが親友です! より:

      KOHさん コメントありがとうございます!ず~っと謎だったクマケムシの記事、ヒントありがとうございます!

      たしかに「コマユバチ」で調べてみると幼虫に寄生する寄生蜂の一種だと分かりました。

      ”コマユバチ(小繭蜂)とは、コマユバチ科 (Braconidae) に属するハチの総称。いわゆる寄生蜂の一種であり、ほかの昆虫に寄生する。

      世界で5000種以上見つかっており、日本には300種以上が分布している。すべての種がほかの昆虫に寄生する寄生蜂であり、生態の近いヒメバチなどと混合される場合もある。

      同じコマユバチ科であるコバチ類と違い、シロスジカミキリに寄生する体長が20mm程度のウマノオバチなども存在し、必ずしも小型種ばかりというわけではない。”
      byウィキペディア

      うむむ、コマユバチが犯人!?という可能性が非常に高そうですね、ありがとうございます!