ゴキブリの天敵アシダカグモを捕獲!軍曹の異名を取る最強の捕食者を獲物ワモンゴキブリと対面!

ビニール袋の中でうずくまるアシダカグモ

ビニール袋の中でうずくまるアシダカグモ

写真はビニール袋の中で擬死(ぎし)の形態をとるアシダカグモです。

賢い生存戦略を持つ、いわゆる死んだふり。

ただ、私はアシダカグモが死んだふりをするという情報を持っていませんでしたが。

最強・最悪の害虫と表現されるゴキブリ。

そんな悪魔の様なゴキブリに天敵が存在することを知っているでしょうか。

それが、今回紹介する蜘蛛:アシダカグモなんです。

といっても有名だから皆は知ってるでしょうね。

日本全国で目撃情報が絶えないクモなんですが、その見た目の怖さから害虫という印象が強いと思います。

しかし、決して丸めた新聞紙やハエ叩きで殺してはいけません

彼ら、なんとあの憎きゴキブリを食べちゃう有り難い存在なんです。

そう、アシダカグモは益虫なんです。

というかクモってほとんどが人間には害を与えない存在ですよね。

その姿から毒蜘蛛だけがフューチャーされてしまうけれど、実は人間にとっては助かる存在なんです。

アシダカグモを知らない人は見ただけで悲鳴を上げます。

いつだったか居酒屋で手のひらサイズの巨大アシダカグモが現れた時、複数の人間に追い回されて捕殺されるアシダカグモを見た時は涙がこぼれそうになりました・・・。

そう、人によってはゴキブリと似たような悲鳴を上げちゃう誤解されたクモさん。

しかし、このクモに咬まれたという報告はまだ日本では無いそうです。

※アシダカグモの本で読んだ。私の知識は、ほぼ、体験と本から作られている。

私の母も何十年と生きてきてアシダカグモの存在をず~っと害虫だと間違った捉え方をしていました。

こんな人が日本全国に何万、いや、何十万、いや何百万人といることでしょう。

私は、本当に悲しいです・・・。もっと優しくしてちょうだい・・・。

そんなアシダカグモはゴキブリ屋敷こと我が家にも多数、生息しています。

アシダカグモがいるということは餌となるゴキブリがいるということ。その逆も。

だから、どっちも嫌いな人は常に清潔な状態を保てばどちらも居なくなりますよ。

掃除中にアシダカグモが現れとっさに捕獲

机の裏側に隠れるアシダカグモ

机の裏側に隠れるアシダカグモ

つい先日のこと。部屋を掃除していたら突然、アシダカグモが現れた。

体長は6,7cm。ほら、掃除の邪魔だからあっち行ってな、と手で追い払った。

すると机の裏側に逃げていった。その時の写真です。見えるかな?

で、ふと思い付いた。ワモンゴキブリを捕食する様子をカメラに収めて、このブログで紹介してみよう、と。

そっと机の裏を覗くと、まだジッとしている。忍び足でビニール袋を片手に近寄る私・・・。

袋の入り口を大きく開けて逃げ道を塞ぐ。もう一方から息を吹きかけておびき出す。

すると、面白いように捕獲に成功した・・・。ちょっと拍子抜けするほどあっけなかった。

丸まった状態のアシダカグモ

丸まった状態のアシダカグモ

袋の中に入ったアシダカグモはビックリしたのか8本の足を折り曲げて縮こまった状態でジッと丸まった。

ううむ、足を広げた状態の写真を撮りたかったのだが・・・。

しばらくこの状態で待っておいて下さいな。

で、空の虫かごを探し出し、お引っ越しさせることに。

袋から虫かごへ移すと、コトンッと転がり落ちていく・・・。

仰向け状態のアシダカグモ

仰向け状態のアシダカグモ

おい、いつまで私を怖がるんだい?もうそろそろ動き出してもいいよ、という優しい囁きも虚しく響く・・・。この状態が居心地がいいのだろうか。

微動だにしないアシダカグモ

微動だにしないアシダカグモ

指でコロンッと裏返してみても微動だにしない・・・。怒ってるのかな?

しばらく観察するも全然動き出さないので夜まで放っておくことにした。

背後から撮影した様子

背後から撮影した様子

カメラを近づけてもプイッと背を向けてふくれっ面の様子です。ウソです。背後からそっと撮影しました。

正面から撮影した様子

正面から撮影した様子

正面から撮影してもこの状態です。表情からは感情が読み取れません。人間とは違うようです。

そして、虫カゴで放っておくこと数時間が経過。暗くなってきた頃に、私はワモンゴキブリの成虫を捕獲することに成功したのです。

虫カゴの中のワモンゴキブリ

虫カゴの中のワモンゴキブリ

そして・・・

ワモンゴキブリとご対面するアシダカグモ

ワモンゴキブリと対面する様子

ワモンゴキブリと対面する様子

なんという夢のツーショットでしょうか!壁は設けられてはいるものの、ワモンゴキブリとアシダカグモが向かい合った状態が今、誕生したのです!

私の予想では、ゴキブリは自分を捕食する存在に大慌てして逃げまわる、

一方のアシダカグモは大好物の獲物を目の前に、エイリアンの幼虫のごとく飛び掛かる!シーンを期待していたのですが・・・実際は・・・

ワモンゴキブリとアシダカグモ

ワモンゴキブリとアシダカグモ

両者とも微動だにしない・・・。ま、現実はそんなもんです・・・。

次回の記事では両者を同じ空間で一緒にした様子をお届けします。するとなんと、とんでもない衝撃の結末が待っていたのです・・・。

追記:ゴキブリとアシダカグモの闘い!ついに決着!?

(害虫)ワモンゴキブリと(益虫)アシダカグモの同居生活がスタート!犬猿の仲は改善される!?
捕獲したアシダカグモとワモンゴキブリを同じ虫カゴで飼ってみるという試みはどういう結末を迎えるのか。

そして、

空腹で飢餓状態のワモンゴキブリが天敵のアシダカグモを食べる猟奇事件が発生(´゚д゚`)
朝起きると、恐ろしいほどの衝撃のシーンに心臓が口から飛び出しそうに!?